文音 × 草笛光子 家族の絆と生きる希望を描く映画『ばぁちゃんロード』本ビジュアル

孫娘と祖母が結婚式のバージンロードを歩くという目標に向けて奮闘し、家族の絆と生きる希望を描く映画『ばぁちゃんロード』が4月14日より公開となる。このほど、本ビジュアルがお披露目となった。

ばぁちゃんロード_本ビジュアル(A)_

本作の主人公は、結婚を間近に控えた根っからのばぁちゃんっ子の孫娘と、足を怪我して施設で暮らす祖母。両親が共働きだった孫娘にとって、子どもの頃からずっと側で見守ってくれた祖母は何よりも大切な存在。祖母を元気づけるために思いついた「一緒にバージンロードを歩きたい」という孫娘の願いは、施設に引きこもったまま心を閉じかけていた祖母を動かし、希望へ向かって共に奮闘する。

出演は、『八重子のハミング』や『おみおくり』の文音と日本を代表する名女優・草笛光子がダブル主演を務める。文音は、真っ直ぐに目標へ向かう孫娘・夏海を演じ、2008年のデビュー作『三本木農業高校、馬術部』以来の主演映画となる。草笛は、芯の強い祖母・キヨを演じ、スクリーンデビューを飾った『純潔革命』(1953)以来、数々の作品へ出演するなかで新たな主演映画が加わった。このほか共演陣には、夏海の婚約者に三浦貴大、キヨが暮らす施設でリハビリ治療を行う理学療法士に桜田通、夏海の優しい父に鶴見辰吾など実力派俳優が集結した。

本ビジュアルは、絆と愛をテーマに、純白のウエディングドレスに身を包み、優しくばぁちゃんに微笑む孫娘と、礼服姿で少し緊張ぎみのばぁちゃんを捉えている。バージンロードは“花嫁が生まれた日から今日までの道のり”を意味しており、一般的には父親と一緒に花婿のもとに向かって歩くが、一緒に歩く相手は大切な人なら誰でも構わない。大切なばぁちゃんを元気づけたいという夏海の想いが届き、二人は共にバージンロードを歩くことができるのか、思いやる二人の先にある希望を感じさせるビジュアルとなっている。

本作は、日本映画界に多くのクリエイターを輩出してきた映画美学校が行った「映画美学校プロットコンペティション 2016」にて最優秀賞を受賞した上村奈帆のプロットから生まれた脚本を、『月とキャベツ』や『花戦さ』で知られる名匠・篠原哲雄監督がメガホンを取って映画化。撮影は、風光明媚な港町として知られる富山県氷見市を中心に昨年夏に行われ、主題歌には、作詞が北原白秋、作曲が山田耕筰による、大貫妙子が歌う「この道」が起用されている。

『ばぁちゃんロード』
4月14日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー
監督:篠原哲雄
脚本:上村奈帆
主題歌:大貫妙子「この道」
出演:文音 草笛光子 三浦貴大 桜田通 鶴見辰吾
配給:アークエンタテインメント

【ストーリー】 ガソリンスタンドで働く夏海(文音)は、父の跡を継ぎ一人前の漁師を目指す高校時代からの友達・大和(三浦貴大)にプロポーズされる。結婚を決めたことを報告するため、2人はまず、夏海の両親のもとへ、そして施設で暮らす夏海のばぁちゃん・キヨ(草笛光子)のもとへ出向く。夏海は、両親が共働きだったことで、幼い頃からキヨに育てられたばぁちゃんっ子だった。自宅の庭で足を骨折してしまったことで歩けなくなってしまい、車椅子の生活をしているキヨ。久々に施設で再会した夏海は、なんとかキヨを励まし、元気を取り戻してほしいと悩む。そんな彼女が思いついたこと、それは「結婚式のバージンロードをばぁちゃんと歩く」ということ。ひたむきな夏海の想いが、キヨに“歩く”という目標を与え、次第にその目標がキヨの希望へと変化していくのだった…。

©2018「ばぁちゃんロード」製作委員会