林遣都、池田エライザからケツバット「映画はヒットではなくホームランで!」『チェリーボーイズ』初日舞台挨拶レポート

林遣都、栁俊太郎、前野朋哉共演の映画『チェリーボーイズ』が、2月17日に公開初日を迎え、渋谷TOEIで行われた舞台挨拶に、主演の林遣都、共演の栁俊太郎、前野朋哉、池田エライザ、西海謙一郎監督が登壇した。

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童貞3人組の主人公を演じた林は、この日の初日舞台挨拶直前に平昌オリンピックで金メダルを獲得したフィギュアスケート・羽生結弦の快挙と、銀メダルの宇野昌磨に触れて、「金・銀おめでとうございます!」と祝福しながら「日本中が盛り上がっているであろう時にふさわしくない映画かもしれないけれど、選んで観に来てくれてありがとうございます」と集まった観客に感謝した。役を演じる上では「自分とかけ離れた役なので、どこから入っていいのかわからず、あらゆることを試しました。色々なことを試して、いかに童貞に見えるかが最低限の自分のテーマだった」と苦労の熱演を伝えた。それに前野は「初日から童貞にしか見えなかった。林遣都というものはなく、役そのもの」と童貞成り切りぶりを賞嘆し、栁も「目が怖かった。前野さんと一緒に『あの目見た!?』って」と林の童貞憑依ぶりを驚いていた。

そんな林たちにターゲットにされる役どころの池田も「最初に林君を見たときに爪が凄い伸びていてビックリした。怖い人なのかなと思った。ビジュアルも集中力ものめり込んでやられていた。撮影中は3人の方からムフムフ聞こえてきたので、私は何も考えないようにしていた」と苦笑い。

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林は「とにかく役で全部を解放しようと思った。エライザさんは受け止めてくれる方なので、ジロジロと見てました」と振り返るも「ただ皆さんの場にこうやって出るときは、僕自身は演じた役とは違うんだと思われたくて、メイクさんにはいつも以上にカッコよくしてくださいと言うようにしていました」と脱・童貞キャラを早くも目指していた。

また壇上では、映画の内容にちなんで池田手作りの肉じゃがを林にファーストイーティングする企画を実施。池田から「あ~ん」された林は大きな口を開けて幸せそうにモグモグ。その感想を聞かれた林は「女性から食べさせてもらったのは生まれて初めて。美味しい」と喜び「映画の中では役としてエライザさんに食べさせてもらったけれど、今日は本人同士で食べさせてもらって、こっちの方が嬉しいです」と役柄同様のオーラを早速醸し出して、池田を怯えさせていた。

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「あ~ん」の優しさも一転、初日にもかかわらず緩み切った林ら童貞トリオに、池田がケツバットを実施することに。青いバットで栁の尻を思い切り叩いた池田は、次に「マジでフルスイングで!」と懇願する前野の願いを叶えるべく、高いヒールを脱ぎ捨てて思い切り振り切った。そしてトリを務める林は「ヒットではなく、ホームランでお願いします」と大ヒットを祈願し、池田のフルスイングを尻で受け止めた。男性3人のお尻を射抜いた池田は「スカッとしました」とストレス発散も「取材に来ていただいたライターさんたちが効果音でどうやって表現するのか楽しみ」とニュース記事化を期待していた。

最後に林は「こんなに楽しいと思えた舞台挨拶はなくて、幸せな一日だった。色々と騒ぎましたが、撮影現場ではみんなで作品に愛情を注いで大事に作りました。関わって良かったと思える作品なので、公開を楽しみにしていました」と思いを込め「皆さんもこれから帰って平昌五輪のニュースを見るのもいいですが、この作品をもう一度観に来てもらえるのも嬉しいです」とメッセージした。

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『チェリーボーイズ』
2月17日(土)よりシネ・リーブル池袋、渋谷 TOEI ほかで全国ロードショー中
監督:西海謙一郎
原作:古泉智浩「チェリーボーイズ」(青林工藝舎刊)
脚本:松居大悟
出演:林遣都 栁俊太郎 前野朋哉 池田エライザ 石垣佑磨 岡山天音 般若 山谷花純 松本メイ 岸明日香 馬場良馬 吹越満 立石涼子
主題歌:「GO! GO! Cherry Boy!」MANNISH BOYS(スピードスターレコーズ)
配給:アークエンタテインメント

Ⓒ古泉智浩/青林工藝舎・2018東映ビデオ/マイケルギオン