チョ・インソン × チョン・ウソン 『ザ・キング』「おじさん図鑑」のなかむらるみ特製イラスト&著名人からの絶賛コメント!

“やられたら、やり返す!それが政治理念だ!”をモットーに、1%の成功者になるために苦闘する若き検事の成り上がりの人生を描き、権力の不条理さを赤裸々に訴えた韓国の大ヒット映画『ザ・キング』が、3月10日より全国ロードショーとなる。このほど、「おじさん図鑑」で人気のイラストレーター・なかむらるみが本作に登場する主人公たちを独特のタッチで描いたイラストが公開され、併せて各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

【ザ・キング】なかむらるみさん書下ろしイラスト

本作は、1980年から2010年までの激動の韓国現代史を背景に、国家に蔓延する理不尽なパワハラや、大統領選挙の裏で活発化するスリリングな駆け引きを描くクライム・エンターテインメント。

「おじさん図鑑」(小学館)、「おじさん追跡日記」(文藝春秋)など、綿密な人間観察と味わい深いイラストで人気のなかむらるみが描いたのは、主人公の新人検事パク・テス(チョ・インソン)、権力者の検事部長ガンシク(チョン・ウソン)、さらに上司に絶対服従のドンチョル(ペ・ソンウ)の“悪に染まる検事三人組”が並んで不器用なダンスをする一コマ。劇中のバブリーなダンスも話題となっている三人の可笑しみを感じられるイラストで、それぞれのキャラクターのおすすめポイントも添えられている。

さらに、本作を公開に先駆けて鑑賞した、『彼女がその名を知らない鳥たち』や『凶悪』の白石和彌監督は、「韓国現代史の裏で繰り広げられる超ハイカロリーパワーゲーム。やりたいこと全部やってる感が凄い。ていうか羨ましい。権力の闇を描くこの映画は韓国以上に日本にこそ必要な映画だ」と絶賛。また、ゴールデンボンバーの歌広場淳は「おい、俺たちの大好物が来たぞ!“やられたらやり返す…倍返しだ!”が口グセの男に夢中になった人は全員集合だ!!!」と鑑賞後の興奮が伝わるコメントを寄せた。このほか、小説家の真山仁、ジャーナリストのモーリー・ロバートソンら著名人から本作を絶賛する声が届いている。

著名人コメント

■白石和彌(映画監督)
韓国現代史の裏で繰り広げられる超ハイカロリーパワーゲーム。やりたいこと全部やってる感が凄い。ていうか羨ましい。権力の闇を描くこの映画は韓国以上に日本にこそ必要な映画だ。

■真山仁(小説家)
政治とは暴力だ――と看破したマックス・ヴェーバーの至言が、艶やかに壮絶に浮かび上がる権力エンターテインメントは、危険すぎて観る者全てを虜にするだろう。

■モーリー・ロバートソン(ジャーナリスト)
まさに「ポピュリズム」を利用する権力。気づけば引き込まれていく大衆心理を巧みに操る様は、現代社会と照らし合わさずにはいられない。

■塚越健司(情報社会学者)
自分に嘘をつき、信じたい事だけを信じる男たち。その悪徳の限りを、娯楽と韓国的な道徳を交えて描く稀有な作品。

■葉真中顕(作家)
韓国政治の裏で蠢く悪徳検事たち。正義は誰によってつくられるのか。〝民主主義の死と再生〟を目撃せよ!

■ジュリアナクィーン荒木師匠(荒木久美子)
主人公は表、親友は裏それぞれの社会での活躍から華やかさとダークな部分の対比。冷や冷やしながら観ていましたが最後の計画が痛快。韓国美女も抜群のスタイルで花を添えていてそれも良かったです。

■金慶珠(東海大学教授)
ダンディな男たちの仁義なき闘いの記録。韓国社会のリアルな実像、そして人間社会の本性を優雅に暴くこの映画は、内部告発者の声なき悲鳴に覆われている。

■恩納力(AbemaTV)
「プライドを捨てろ!権力に寄り添え!」毎日、朝礼で言われたい。全社メールで送って欲しい。全国にいる社畜の仲間達よ、『ザ・キング』を観て、出世競争を勝ち抜きましょう。

■郷原信郎(弁護士)
戦前の日本と同様に、刑事事件の捜査と起訴の権限が集中する検察での「権力と欲望の暴走」の恐ろしさをリアルに描く力作。

■歌広場淳(ゴールデンボンバー)
おい、俺たちの大好物が来たぞ!「やられたらやり返す…倍返しだ!」が口グセの男に夢中になった人は全員集合だ!!!

『ザ・キング』
3月10日(土)シネマート新宿ほか全国順次ロードショー
監督:ハン・ジェリム
出演:チョ・インソン チョン・ウソン キム・ソジン ペ・ソンウ リュ・ジュンヨル キム・アジュン
配給:ツイン

【ストーリー】 ケンカ好きの貧しい青年だったパク・テス(チョ・インソン)は、暴力ではなく権力で悪を制する検事に憧れ、猛勉強の末に夢を実現、新人検事として地方都市で多忙な日々を始める。しかし、ある事件をきっかけにソウル中央地検のエリート部長、ガンシク(チョン・ウソン)と出会い、平穏だった人生は激変。富も名声も手にしたガンシクは、他人を踏み台にして出世し、大統領選挙を利用して権力をつかんだ“1%の成功者”だった。正義の仮面の下に隠された正体を知ったテスは、次第に悪の魅力に染まっていく。だが、制裁の刃はすぐそこまで迫っていた…。

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