松坂桃李『不能犯』宇相吹ワールドに引きずり込まれる冒頭5分の本編映像公開

松坂桃李が初めてのダークヒーローを演じることで話題の、“立証不可能犯罪”をテーマにしたスリラー・エンターテインメント、映画『不能犯』(2月1日より公開中)。このほど、本作のヒットを記念して、冒頭5分の本編映像が公開された。

とある電話ボックスに殺してほしい理由と連絡先を残すと、“願い”を叶えてくれるSNSで噂の男がいる。ただし、依頼人の殺意が純粋でないと、恐ろしい事態を招くという…。そんな噂話が囁かれる中、ニヤリと不気味な笑みを浮かべる男が映し出されるところから始まる本映像。次のシーンでは、沢尻エリカ演じる多田刑事と上司である多田になかなか認めてもらえない新人刑事・百々瀬(新田真剣佑)の普段の聞き込みから犯人逮捕までの様子が映し出される。そして、松坂演じる宇相吹が劇中で初めて犯行に及ぶ様子が収められている。

今作で初めて挑戦したという沢尻のアクションや、現場では沢尻を姉のように慕っていたという新田との息の合った演技、「人生でここまで口角をあげたことはない」と豪語する原作の宇相吹のトレードマークである「ニタァ」という不気味な笑い方を完全再現する松坂の怪演は必見。劇中、一人目の被害者となる木島(水上剣星)がマインドコントロールされ、宇相吹の術中に落ちていくシーンの一部始終も収められている。たった5分程の映像ながらも、宇相吹の瞳に引きずり込まれ、思わずマインドハックされてしまうような、息をのむ内容だ。

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『不能犯』
2月1日より全国ロードショー中
原作:『不能犯』(集英社「グランドジャンプ」連載 原作:宮月新/画:神崎裕也)
監督:白石晃士 
出演:松坂桃李 沢尻エリカ 新田真剣佑 間宮祥太朗 テット・ワダ 菅谷哲也 岡崎紗絵 真野恵里菜 忍成修吾 水上剣星 水上京香 今野浩喜 堀田茜 芦名星 矢田亜希子 安田顕 小林稔侍 
配給:ショウゲート

【ストーリー】 都会のど真ん中で、次々と起きる変死事件。現場では、必ず黒スーツの男の姿が目撃されていた。その男の名は宇相吹正(松坂桃李)、彼こそがSNSで噂の〈電話ボックスの男〉だった。とある電話ボックスに、殺してほしい理由と連絡先を書いた紙を貼ると、必ず引き受けてくれるというのだ。ターゲットは確実に死に至るのだが、その死因は病死や自殺に事故─そう、宇相吹の犯行は、すべて【不能犯】だった。今日も、愛と欲望、嫉妬と憎しみを抱えた依頼人がやって来る。多田(沢尻エリカ)や百々瀬(新田真剣佑)ら刑事たちの捜査が進み、ようやく宇相吹の身柄を確保して任意で取り調べを始めるが、宇相吹は夜目(矢田亜希子)らベテラン捜査官たちさえも手玉に取る。そんな中、多田だけが唯一、宇相吹にコントロールされないことが判明する─。

©宮月新・神崎裕也/集英社・2018「不能犯」製作委員会