東出昌大 × 濱口竜介監督 映画『寝ても覚めても』tofubeatsが初の映画音楽を担当&主題歌を書き下ろし!

東出昌大と濱口竜介監督がタッグを組み、芥川賞作家の柴崎友香による同名恋愛小説を映画化した『寝ても覚めても』の公開に先立ち、本作の音楽をtofubeatsが担当し、主題歌を書き下ろしたことが発表された。併せて、tofubeatsと濱口監督がコメントを寄せた。

寝ても覚めても_場面写真

本作は、ミステリアスな自由人・麦(バク)と、優しくて誠実なサラリーマン・亮平という、同じ顔をした二人の男と、その間で揺れ動く女性・朝子の8年間を描く恋愛映画。濱口監督が、原作が持つストーリーの荒唐無稽さと緻密な生活描写に惚れ込み、自ら映画化を熱望してメガホンを取った。東出昌大は、同じ顔をしていながらも全くタイプの違う男・麦と亮平という初の一人二役に挑み、新星・唐田えりかがヒロインの朝子を演じる。さらに瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、仲本工事、田中美佐子といった豪華キャストが脇を固める。

tofubeatsはシングル「水星 feat.オノマトペ大臣」がiTunes Storeシングル総合チャートで1位を獲得し、森高千里、の子(神聖かまってちゃん)、藤井隆、lyrical school、佐々木希、YUKI、ももいろクローバーZなど人気アーティストと次々にコラボを果たし、これまでにインディーズ含め4枚のアルバムをリリースしている。2017年末のNHK紅白歌合戦で郷ひろみが披露した「2億4千万の瞳~GO!GO!バブルリミックス~」の編曲も手掛けたことは記憶に新しく、主題歌と劇伴を担当したテレビドラマ「電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-」(テレビ東京系)の放送も始まり、幅広く活躍している。

tofubeats

濱口監督とtofubeatsとの出会いは、監督の前作『ハッピーアワー』。「自分がアートの現場で見てきたものと違い、相当喰らった」というtofubeatsは、その後、濱口監督と対談するなど交流を深めてきた。そんなtofubeatsが、本作で初の映画音楽担当に挑戦、そして主題歌を書き下ろした。日本映画界を牽引する若手実力派監督の濱口竜介と、次世代トラックメーカーの代表tofubeatsのコラボレーションに注目だ。

■tofubeats コメント
初の映画への主題歌・楽曲提供ということで不安もあったのですが、濱口監督の作品ということで意を決して飛び込ませていただきました。不慣れな点は多かったのですが、こうして皆様にお知らせできるところまで来られて本当に嬉しいです。とにかく自分にできることは脚本や資料を読んで取り組むことだったので、全ての要素が作品を見て皆様が感じていただくことの助けになっていれば嬉しいです。

■濱口竜介監督 コメント
この度、tofubeatsさんに『寝ても覚めても』映画音楽をお願いできたことを心から嬉しく思っています。クレバーな印象の強いtofuさんですが、その楽曲は実はとてもまっすぐ胸に飛び込んでくるものです。『寝ても覚めても』はなかなか一筋縄ではいかない恋愛映画なのですが、tofubeatsさんの楽曲は観客が映画を見る上での感情的な拠りどころになってくれています。そして、エンドクレジットに流れる主題歌。私は、震えました。観客の皆さんにも胸のど真ん中を撃ち抜かれていただきたい。ご期待ください。

『寝ても覚めても』
2018年晩夏 テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
原作:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)
監督:濱口竜介
出演:東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知 仲本工事 田中美佐子
配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス

【ストーリー】 大阪に住む21歳の朝子は、青年・麦(バク)と運命的な恋に落ちる。しかし、彼はある日、忽然と彼女の前から姿を消してしまう。それから2年後、東京に引っ越した朝子は、麦にそっくりな顔をした男・亮平と出会う。麦のことを忘れられない朝子は亮平を避けようとするが、そんな朝子に亮平は好意を抱く。戸惑いながら、朝子も亮平に惹かれていくが―。麦と亮平、同じ顔をした、過去の“恋”と現在の“愛”が朝子の心を揺らしていく。

©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会