パキスタン出身のアメリカ人コメディアンの実体験を映画化!『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』ポスタービジュアル&著名人絶賛コメント

パキスタン出身のアメリカ人コメディアン、クメイル・ナンジアニが、数々のトラブルを愛と笑いで乗り越えた実話を基にした映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』が、2月23日より全国ロードショーとなる。これに先立ち、本作の日本版ポスタービジュアルが公開された。併せて、各界著名人から絶賛コメントが寄せられた。

『ビッグ・シック~』ポスター画像

本作は、クメイルと妻エミリー本人が共同で脚本を執筆し、クメイルを主役に抜擢して、『はじまりのうた』のプロデューサーが製作。全米では5スクリーンから公開がスタートしたが、口コミにより2600スクリーンにまで拡大し大ヒットを記録した。映画祭でも、サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)で観客賞を受賞したほか、ロカルノ国際映画祭(観客賞)、ナンタケット映画祭(観客賞)、国際オンラインシネマ賞(助演女優賞 ホリー・ハンター)などで受賞し、アカデミー賞前哨戦の一つといわれる第23回放送映画批評家協会賞では最優秀コメディ映画賞に輝いた。

このほど、日本での公開を前に「アズミ・ハルコは行方不明」の著者である作家の山内マリコ、本作の主人公と同様、自らも国際結婚をしたプロレスラーの蝶野正洋、ゲームクリエイターの小島秀夫、映画監督の原田眞人、アーティストの石井竜也、映画評論家の町山智浩など、様々な分野で活躍するクリエイターたちが本作を称えるコメントを寄せた。

IndieWireの発表によると、『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督は2017年のベスト10の一本に本作を選び、『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督や『タクシー・ドライバー』の脚本でも知られるポール・シュレイダー監督も2017年のベストムービーの中に名前を挙げるなど、業界内でも高い評価を得ている。

『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』著名人絶賛コメント

■石井竜也(アーティスト)
時に文化は人を楽しくさせるだけではなく、恋の壁になることもある!だけど情熱はきっと二人を求めさせる。

■小島秀夫(ゲームクリエイター)
トランプ、ミサイル、EU崩壊、無差別テロ、いじめ、ハラスメント。人との距離感がおかしくなって閉塞感だらけの時代で、人間関係に摩耗してしまったと感じる“SNSシック”のあなた。この映画に眼を覚まされるに違いない。リアルな世界から逃げるために昏睡していたのは自分だったと。ぼくらが生きている今の世界と時代を思い出させてくれる素敵な作品。

■原田眞人(映画監督)
絶妙の演技陣にビッグ・ハグ!エリア・カザンの孫ゾーイにぞっこん。彼女の恋する百面相に笑って泣いて大喝采!!

■山内マリコ(作家)
無条件に応援したくなるキュートなカップル!ゾーイ・カザンのグレーのカーディガンは、わたしの個人映画史に刻まれました。

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■蝶野正洋(プロレスラー)
愛に国境という壁はない。そして、家族を結ぶものもまた愛である。

■早坂隆(ノンフィクション作家「世界の日本人ジョーク集」)
人生にまとわりつく哀しみはしつこい。だからこそユーモアというスパイスが人間には必要だ。少し辛めの。

■山崎まどか(コラムニスト)
文化や家族の違いを試練として乗り越えるのではなく、それもひっくるめて誰かと恋に落ちる。古風なようで新しいロマンスの形を教えてくれる、最高のロマンティック・コメディ!

■倉本美津留(お笑い作家)
本人の実体験を、本人の脚本で、本人が演じているこの映画がアメリカでヒットしている理由はきっとその本人がアメリカでお笑い芸人としての成功を目指しているパキスタンの男だからにちがいない。そこにはリアルがファンタジーに、ファンタジーがリアルになる最高の環境が整っていたのだ。

■町山智浩(映画評論家)
アメリカで人気を集めるインドやイスラム系コメディアンの本音を描いて全米大ヒット!民族と愛の板挟みでシック八苦だよ!

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『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』
2月23日(金)よりTOHO シネマズ日本橋ほか全国順次ロードショー
監督:マイケル・ショウォルター
出演:クメイル・ナンジアニ ゾーイ・カザン レイ・ロマノ ホリー・ハンター アヌパム・カー
配給:ギャガ

【ストーリー】 パキスタンで生まれシカゴに移住したコメディアンのクメイルは、アメリカ人大学院生のエミリーと付き合っている。ある日、同郷の花嫁しか認めない厳格な母親に言われるまま、見合いをしていたことがエミリーにバレて、2人は破局を迎える。ところが数日後、エミリーは原因不明の病で昏睡状態に。病院へ駆けつけたクメイルは、彼がエミリーを傷つけたことに腹を立てている両親テリーとベスに出会う。最初はクメイルへの敵意をあらわにしていたベスが、気分転換に訪れたコメディクラブで、クメイルに人種差別的なヤジを飛ばす観客と毅然と闘ったことから、3人は心を通わせ始める。彼らのエミリーへの深い愛に心を動かされ、自分にとってもエミリーがいかに大切な存在かに気付いていくクメイル。果たして、エミリーは目覚めるのか?その時、2人の未来の行方は?

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