【これは驚き!】CGなしでどう撮った!?『悪女/AKUJO』本編壮絶バイクチェイス映像

2017年第70回カンヌ国際映画祭で上映され話題沸騰となった韓国のアクション映画『悪女/AKUJO』が、2018年2月10日より全国ロードショーとなる。これに先だち、本編のバイクチェイスシーンが公開された。

本作は、今年の第70回カンヌ国際映画祭公式招待作品として、これまで『グエムル‐漢江の怪物‐』(2006)、『チェイサー』(2008)、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)などのアクション、ホラー作品が選定された、ミッドナイト・スクリーニング部門にて上映され話題となった。

公開された本編映像は、国家直属の殺し屋であるスクヒ(キム・オクビン)が、ある家に忍び込み主を殺害する任務を終えた後、追ってきた者たちと日本刀を手にバイクを走らせながら激しいアクションを繰り広げるシーン。ほぼ全編を通して実写として撮られている本作において、この場面でもCGは一切使用されていないというから驚きだ。

本シーンは、今月初来日を果たしたチョン・ビョンギル監督も一番お気に入りのシーンと自負している。ソウルアクションスクール出身で、アクション演出やスタントに造詣の深い監督は、「どんなにカッコいいアクションであってもCGに頼るぐらいなら撮らないほうがいい」とまで語る。このシーンの演出にあたり、ビョンギル監督は、過去に事例がなく参考にできるデータなどもなかったため、漠然としたビジョンを頼りに事前に映像コンテを用意して入念にアクションを組み立て、アングルを意識しながら絵を描いていた子供時代の感覚まで掘り起こしたという。

悪女/AKUJO_サブ3

『悪女/AKUJO』
2018年2月10日(土)より角川シネマ新宿ほかにてロードショー
監督:チョン・ビョンギル
出演:キム・オクビン シン・ハギュン ソンジュン キム・ソヒョン
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 史上最強の女殺し屋。最後の暗殺ターゲットは、最愛だった人。犯罪組織の殺し屋として育てられたスクヒ(キム・オクビン)は、育ての親ジュンサン(シン・ハギュン)にいつしか恋心を抱き、結婚する。甘い新婚生活に胸躍らせていた矢先、ジュンサンは敵対組織に無残に殺害されてしまい、逆上したスクヒは復讐を実行。しかしその後、国家組織に拘束されてしまい、政府直属の暗殺者として第2の人生を歩み始める。やがて新たに運命の男性に出会い幸せを誓うが、結婚式の日に新たなミッションが降りかかり…。

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