香港で非アクション映画としては異例の大ヒット!『29歳問題』日本公開&邦題決定、ビジュアル公開!

まもなく30歳を迎える2人の対照的な女性を描き、非アクション映画としては異例の興行ベストテン7週連続、観客動員20万人を超える大ヒットを記録した注目の香港映画『29+1』の邦題が、このたび『29歳問題』に決定、2018年春、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開が決定した。

『29歳問題』キーアート

2017年3月に開催された大阪アジアン映画祭で観客賞を受賞した本作は、女優でありながら脚本や演出までこなす舞台演劇界の第一人者であるキーレン・パンの初監督作品。監督自身が香港で12年間演じ続け、ロングランヒットを飛ばした一人芝居の舞台劇を自らの手により映画化、長い歳月をかけた脚本を新たに練り上げ、観る者をさわやかに欺く物語が完成しました。香港の劇場公開時には、長年の舞台ファンはもちろん、多くの映画ファンも押しかけ、異例の興収ベストテン7週連続ランクインを果たす快挙!特に女性たちの間では「29+1を観た?」が挨拶代わりになった、と言われたそう。

さらに2017年3月に開催された大阪アジアン映画祭で公開された際も、本作について“とんでもない傑作!” “涙が止まらなかった”といった賛辞がSNS上に溢れ、巧妙に張り巡らされた伏線とその回収の見事さも評判を呼び、観客賞を受賞した。

まもなく30歳を迎える崖っぷちの女・若君(ヨックワン)を演じるのは、モデル・女優として香港で絶大なる人気を誇り、「クリッシー現象」という言葉も生み出したクリッシー・チャウ(『西遊記~はじまりのはじまり~』)。そして、彼女が出会う“もう一人の29歳の天楽(ティンロ)を、俳優アダム・チェン(『蜀山奇傅 天空の剣』)とタレントのリディア・サム(『ドラゴン酔太極拳』)を両親に持つ香港芸能界サラブレッドであり、歌手としても活躍するジョイス・チェン(『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』)が演じている。

さらに劇中には、ウォン・カーウァイやレスリー・チャン、レオン・ライ、ビヨンドなど往年の香港明星たちへの愛情たっぷりのオマージュが随所に繰り広げられ、懐かしさを感じる一面も。現代に生きる全ての人をそっと優しく包み込んでくれる、香港生まれの感動の物語がついに日本公開!

『29歳問題』
2018年春、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー
監督・脚本:キーレン・パン
撮影:ジェイソン・クワン
音楽:アラン・ウォン ジャネット・ユン
挿入歌:レスリー・チャン レオン・ライ ビヨンド
出演:クリッシー・チャウ ジョイス・チェン ベビージョン・チョイ ベン・ヨン
配給:ザジフィルムズ/ポリゴンマジック

【ストーリー】 香港で暮らすヨックワン(クリッシー・チャウ)。化粧品会社でのキャリアも順調、長年付き合っている彼氏もいて、公私ともに順風満帆なはずだった。しかし30歳の誕生日をひと月後に控え、仕事のプレッシャーはキツいわ、彼とはすれ違いでギクシャクするわ、暗雲が垂れ込めてくる。実家の父は認知症で何時だろうが「早く帰ってこい!」と電話を寄越す。おまけに借りていたマンションの部屋を売りに出され、一方的に追い出されてしまう。急遽借りた部屋は、あるじの女性ティンロ(ジョイス・チェン)がパリ旅行で留守にしている間の仮住まい。部屋にあったティンロの日記を読むと自分と誕生日も同じ、同い年だった。ヨックワンは日記を読み進め、気ままに暮らす楽天的なティンロのささやかで幸せそうな日常に惹かれて行き…。

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