アレクサンダー・ペイン監督、ホン・チャウ、クリストフ・ヴァルツらが集結!マット・デイモン主演『ダウンサイズ』LAプレミア レポート

『ファミリー・ツリー』、『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』のアレクサンダー・ペイン監督、マット・デイモン主演の最新作『ダウンサイズ』が2018年3月2日より日本公開となる。本作の全米公開を記念し、現地時間12月18日、米ロサンゼルスのリージェンシー・ヴィレッジ・シアターにて、アレクサンダー・ペイン監督をはじめ、ホン・チャウ、クリストフ・ヴァルツら豪華キャスト、スタッフ陣が集結し、LAプレミアが開催された。

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本作は、“全人類の縮小計画”という信じられないアイディアをリアリティたっぷりに描く、社会風刺とコメディの風味を利かせた奇想天外なドラマ。『オデッセイ』で火星からの奇跡的な生還を果たしたマット・デイモンが、今度は13cmの手のひらサイズになり、より良い暮らしを求めてミニチュアの世界に飛び込んでいく男を演じる。共演には、デイモン演じるポールの妻役に『ゴーストバスターズ』のクリステン・ウィグ。ポールを新しい世界へ誘う謎の男には名優クリストフ・ヴァルツ。さらに物語を大きく動かす重要なキャラクターとして新鋭ホン・チャウが出演。そして、『ファミリー・ツリー』を含む2度のアカデミー賞脚色賞受賞をはじめ、日本劇場公開された全作品がアカデミー賞に絡むという前代未聞の偉業を果たすアレクサンダー・ペイン監督がメガホンを取った。また、本作は、第74回ベネチア国際映画祭では記念すべきオープニングを飾り、11月29日に発表された賞レースの幕開けを飾るナショナル・ボード・オブ・レビューでは、2017年のトップ10作品に選出された。

人類を14分の1に小さくする世紀の技術が大発見され、“人類の縮小計画”という夢の計画を描く本作のプレミアイベントとあって、通常とは趣を変えたホワイトカーペットがしかれ、赤と白を基調としたスタイリッシュで華やかな会場でプレミアイベントがスタート。豪華キャスト、スタッフ陣を一目見ようと、400人以上もの多くのファンとマスコミ陣が会場に詰めかけ、熱気に包まれるなか、アレクサンダー・ペイン監督、ホン・チャウ、クリストフ・ヴァルツ、クリステン・ウィグら豪華面々が続々と登場し、瞬く間に黄色い歓声に包まれ会場は大盛り上がりとなった。

先日発表された第75回ゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞で助演女優賞に堂々初ノミネートを果たし、多くのマスコミ陣から熱視線を向けられていたホン・チャウは、ジェニファー・メイヤーのジュエリーと、シルバーのスパンコールであしらわれた煌びやかなセミロングドレスを纏って登場。ノミネート後の周囲の反応について、「みんなとても喜んでくれているけど。とても凄いことすぎて私自身はまだ現実を処理しきれてないの。私が小さかったときのことを知っている人はきっと驚くわ。とってもシャイな子だったから、まさか女優になるなんてってね」と、映画出演2作目にして各賞ノミネートを果たしたシンデレラストーリーを初々しく喜んだ。

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マット・デイモン演じる主人公ポールが、低収入でストレスが多い日々から逃れるため、13cmに小さくなることで裕福になり、大豪邸に住み悠々自適な暮らしをしようと決意する本作。小さくなったポールが出会う謎の男を演じた名優クリストフ・ヴァルツは「文化の背景に関わらず、世界に通じる映画だと思う。東京に住んでいる人も、狭いスペースで上下にたくさんの人が住んでいるマンションに暮らしているから、きっとこの作品に共感出来ると思うよ」と、作品で描かれるポールの決断が、実は日本人にも身近なテーマであることを語った。

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さらに、人類を14分の1に小さくするというこのアイディアを描いた名匠アレクサンダー・ペインも日本のファンに向け「僕は日本映画の大ファンだから、『ダウンサイズ』を観てくれたらとても嬉しいよ!国際的で世界に拡がりのある作品にしたかったから、3人の主要な登場人物はアメリカ人、ヨーロッパ人、アジア人にしたんだ。他にも多様な国籍の人を登場させたよ」とメッセージを送った。当日は残念ながら家族の事情でこのプレミアを欠席したマット・デイモンも、過去のインタビューで「僕が演じたポールは、どこにでもいるような、なぜか社会でうまくやっていけない男だ。とても勤勉なんだが、結果として、思っていたようなキャリアは築けず、妻と一緒に暮らしたいような生活をするためのお金も稼げない。だから、今のアメリカの多くの人を代表していると思うよ」と、自身の演じたポールの決断について語っている。

プレミアの間、何度も談笑し仲の良さを見せつけ、ファンサービスも熱心にこなしたキャスト陣たち。レッドカーペットが終了し、映画の上映が始まっても会場の外は出待ちのファンで溢れかえり、熱狂的な雰囲気に包まれたプレミアイベントは大盛り上がりのなか幕を閉じた。

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『ダウンサイズ』
2018年3月2日(金) TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
監督・脚本:アレクサンダー・ペイン
出演:マット・デイモン クリストフ・ヴァルツ ホン・チャウ クリステン・ウィグ 
配給:東和ピクチャーズ

【ストーリー】 人口が増え続け、住みづらくなってしまった地球。物語はノルウェーの科学者によって、なんと人間の体のサイズを13cmに縮小する方法が発見されるところから始まる。今や地球規模の社会問題として人類を悩ます人口過多問題が一気に解決する、「全人類縮小200年計画」が持ち上がるのだった。ネブラスカ州オマハでストレスフルな生活を送るどこにでもいる平凡な男ポール・サフラネック(マット・デイモン)と妻オードリー(クリステン・ウィグ)。彼らは少しの蓄えでも裕福になれ、幸せな生活が約束される縮小された世界に希望を抱き、13cmの身体で生きていくことを決意するのだったが-。

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