クイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』新監督は『イーグル・ジャンプ』のデクスター・フレッチャー

伝説のUKロックバンド、クイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』の新監督が、『イーグル・ジャンプ』のデクスター・フレッチャーに決定した。先日、製作会社の20世紀フォックスが、当初監督を務めていたブライアン・シンガーが撮影現場に突然姿を現さなくなったため、監督の降板を発表していた。The Hollywood Reporterが伝えている。

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The Hollywood Reporter

フレッチャーは『ダウンタウン物語』(1976)で俳優デビューし、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998)や『キック・アス』(2010)などに出演。近年はメガホンもとり、イギリス人初のスキージャンプのオリンピック代表選手を描いた、タロン・エガートンとヒュー・ジャックマン出演の伝記映画『イーグル・ジャンプ』(2016)の監督を務めた。

今回のシンガーの降板の理由は、フレディ・マーキュリー役のラミ・マレックとの対立が原因だと言われている。降板後、シンガーは撮影現場から“失踪”したことを否定し、自身と家族のために一時的に休養を取りたいという要望をフォックスが拒否したと主張した。「この作品を完成させたかったし、フレディ・マーキュリーとクイーンの栄誉を称えたかった。しかしフォックスがそれを認めなかった。僕は自分や家族の健康をしばらく優先したいと思っていた」とシンガーはコメントしている。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』は2018年12月25日に全米で公開予定だ。