脳みそ夫「モーツァルトの給食当番」「脳みそ夫体操」を披露!映画『プラハのモーツァルト』イベントオフィシャルレポート

アカデミー賞8部門受賞作『アマデウス』に続き、遂に誕生したモーツァルト映画最新作『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』が絶賛公開中。12月5日が主人公であるモーツァルトの命日であることを記念し、ヒューマントラストシネマ有楽町に芸人・脳みそ夫を迎えて追悼イベントが実施された。

オフィシャル①

世界中で親しまれ、数々の名曲を生み出したアマデウス・モーツァルト。本作は、偉大なる天才音楽家の生誕260年を記念して、アカデミー賞8部門受賞作『アマデウス』(’84)以降、満を持して制作された本格的モーツァルト映画。1787年、モーツァルトがプラハで「ドン・ジョヴァンニ」を作曲したという史実に想を得て、猟色家ドン・ファンを主人公にしたオペラ創作の背景に、モーツァルト自身を巻き込んだ愛と嫉妬と陰謀の三角関係を描いていく。

この日、天才音楽家モーツァルト226回目の命日を記念し、バラエティ番組で“聖徳太子”や“モーツァルト”など偉人をフィーチャーした異色ネタが話題を呼び、最近では女子中高生の動画アプリでもブームを巻き起こしている注目の芸人・脳みそ夫が登壇。モーツァルトの音楽にのって金髪のカツラに割烹着という強烈な衣装で登場し、「こんちわ~す!おいらのこと知ってる人いるっす?2人?とほほ~」とすぐに持ちギャグを織り交ぜ、会場から笑いを誘い雰囲気を和ませた。

「挨拶代わりにネタを披露するっす!モーツァルトのネタをやってるってことで今日は呼んでもらったみたいなので、モーツァルトのネタをするっす。モーツァルトだって給食当番するっつーの!」と代表作<モーツァルトの給食当番>を披露。モーツァルトやベートーベン、バッハ、チャイコフスキーなど名だたる作曲家達が登場し、「しぶしぶ四分音符」など音楽にちなんだワードがネタ中にふんだんに盛り込まれているが、今日披露されたネタには映画にちなんでプラハ男爵やスザンナ、プラハも盛り込まれており、会場内は笑いに包まれた。ネタを披露し終わると「ようやく会場内が一つになれた気がしたっす」と本人も満足気な様子だった。なぜモーツァルトをネタにしようとしたのかという質問には、「聖徳太子とか千利休とか、偉人を題材にネタを作っているけど、モーツァルトもビジュアルにパンチがあるので使わせてもらったっす」と実は“見た目”から「モーツァルトの給食当番」のネタを思いついたという。

オフィシャル②

映画の感想を聞かれると、「すごい面白かったっす。まず、音楽が良いし、衣装が凄く豪華で!サロカ男爵とスザンナさん、モーツァルトの本当にドロドロした展開も見逃せない。あと、やっぱタイトル見て、皆さんまず何を思いました?(キダタロウの)浪速のモーツァルト思いつかなかったっす?原題が全然違うじゃないっすか。浪速のモーツァルトに引っ張られる本家ってどうなんですか。ちなみに今日は、会場にキダタロウさん来てないんですか?」とボケを繰り出し爆笑の渦に。今後の抱負は「こんちわ~す!を浸透させたいんすよ」と意気込み、「手はグー、口はタコにして、こんちわ~す!」とやり方を再現しつつ、コツをレクチャーする一幕も。

映画の中で、スザンナを巡り、サロカ男爵とモーツァルトの三角関係を描いていることから、現在ライバル視している相手を問われ、「ピコ太郎さん。おいらもメガヒットを狙いたいんすよ。どかんと一発、世間でムーブメントになるようなのを狙って、曲を作ったっす!作詞作曲したっす!」と新たな挑戦をアピール。
「それはジャスティン・ビーバーに見つけてもらえそうですか?」というMCのツッコミには「いや、絶対見つからないと思いますよ。あ、知り合いだったりします?」とすかさず切り返した。終盤では「こんちわ~す!」「脳みそ夫だ~い」がリズムよく盛り込まれた、ダイジェスト版の<脳みそ夫体操>を披露。女子中高生の間で脳みそ夫体操を動画投稿するアプリが流行っていることに触れ、「自分たちで振付を変えて踊るのが流行ってるみたいで、今みたら3万件も投稿してもらってたっす。すごいっすよね。ただ、観たらおいらの原型が全くないっすよ。みんな思い思いのことしてて、しかも歌詞まで変えてるっすよ。とほほ~。まぁ、ムーブメントを起こしているってことでありがたいっす」と感謝していた。

オフィシャル③

最後にこの映画の見どころを聞かれると、「本当に観て素直に思ったんすけど、全編に渡って衣装がめちゃくちゃ綺麗なんですよ。そこは楽しめると思うっす。あと、音楽もいいし、モーツァルト役のアナイリンさんの演技も良くて、イケメンだし。やっぱり、アカデミー賞とった『アマデウス』の奇天烈なイメージがあったんですけど、それよりもっとイケメンでダンディーな感じなんで、そのへんを楽しんで欲しいっす」と新しいモーツァルト像を絶賛した。

イベント中、何度か音響障害に見舞われるも、トラブルも笑いに変える安定感を見せ、写真撮影中もカメラマンの要望に応え複数のポーズを披露し、最後まで会場に笑いを巻き起こした脳みそ夫だった。

『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』
12月2日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
監督:ジョン・スティーブンソン
出演:アナイリン・バーナード モーフィッド・クラーク ジェームズ・ピュアフォイ サマンサ・バークス
配給:熱帯美術館

【ストーリー】 1787年、プラハはオペラ「フィガロの結婚」の話題で持ちきりだった。上流階級の名士たちは、モーツァルトをプラハに招き新作を作曲させようと決める。その頃、モーツァルトは三男を病で亡くし失意のどん底にあり、陰鬱な記憶に満ちたウィーンを逃れるために、喜んでプラハにやってきた。友人ヨゼファ夫人の邸宅に逗留して、「フィガロの結婚」のリハーサルと新作オペラの作曲にいそしむモーツァルト。やがて、彼は、「フィガロの結婚」のケルビーノ役に抜擢された若手オペラ歌手のスザンナと出会い、その美貌と才能に大いに魅了される。一方、スザンナもモーツァルトが妻帯者と知りながら、その天才ぶりに引き付けられずにはいられなかった。急速にその距離を縮める二人。しかし、オペラのパトロンであり、猟色家との噂のあるサロカ男爵もまた、スザンナを狙っていた。三人のトライアングルは愛と嫉妬と陰謀の渦に引き込まれていく。

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