三浦貴大、中村梅雀を相手に「目力だけは負けないようにした」池波正太郎 時代劇スペシャル 『雨の首ふり坂』完成披露試写会レポート

ジュピターテレコムと「時代劇専門チャンネル」を運営する日本映画放送は、共同制作の時代劇2作目となる池波正太郎時代劇スペシャル『雨の首ふり坂』の完成を記念して、12月5日、丸の内ピカデリー1にて完成披露試写会を開催。試写会後の舞台挨拶に主演の中村梅雀をはじめ、三浦貴大、中尾明慶、泉谷しげる、大杉漣、河毛俊作監督が登壇した。

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舞台挨拶に豪華キャスト陣が登壇すると、会場からは大きな拍手が。主演の梅雀は「初めて渡世人をやらせていただいた。人殺しで、追われる身で、家族も捨てていくハードボイルド。にこやかさの片鱗があっちゃいけない」と、いつもの“にこやかさ”を封印したという。これに対して中尾は「梅雀さんから、あまり話しかけていただけないから、僕、嫌われていると思ってて…。だから、(それを聞いて)今日ホッとしました!」と、自分の勘違いに胸をなでおろした。

続けて三浦は「梅雀さんに頼りきりで…。梅雀さんがいれば迫力のあるシーンになるだろうと、寄り掛かるつもりでやらせていただきました」と、撮影時の胸の内を告白。続けて「動きの面では(梅雀に)勝てないと思ったので、とにかく目力だけは負けちゃいけないと。そこだけ頑張りました(笑)」とコメントし笑顔を見せた。

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最後に梅雀は「J:COMさんの新しい企画であり、時代劇専門チャンネルの新しいステップに入る作品。何度も観返していただきたいと思います。そうするとこの作品の奥深さが味わい深く楽しめると思います。ぜひよろしくお願いいたします」と挨拶し、イベントを締めくくった。

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『雨の首ふり坂』
2018年1月8日(月・祝) 午後6時より「J:COMプレミアチャンネル」(HD)で放送 ※ほか再放送あり
2018年1月8日(月・祝) 深夜0時から「J:COMオンデマンド」(4K、HD)で配信(予定)
監督:河毛俊作
脚本:大森寿美男 (NHK大河ドラマ『風林火山』、『64(ロクヨン)』、『精霊の守り人』ほか)
原作:池波正太郎
出演:中村梅雀 三浦貴大 中尾明慶 泉谷しげる 大杉漣 芦名星 小市慢太郎 馬場徹 金井勇太 村木仁 六平直政 鷲尾真知子 矢島健一
音楽:EGO-WRAPPIN’
制作:時代劇専門チャンネル J:COM 松竹株式会社

【ストーリー】 一人の老いた渡世人・源七(中村梅雀)は、奇妙な運命の糸に手繰られるように、信州小諸の首ふり坂へ向かっていた―。殺しを請け負い、諸国を渡り歩いてきた源七。長い旅路の果て、自身の因縁に決着をつけるため、大きな決断を下すのだった。

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