エル・ファニングが映画で初めて歌声披露!『パーティで女の子に話しかけるには』ライブ映像

『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の原作・監督・脚本・主演を務めたジョン・キャメロン・ミッチェルの最新作『パーティで女の子に話しかけるには』が、12月1日より全国ロードショーとなる。それに先立ち、エル・ファニングが映画で初めて歌声を披露する本編映像が公開された。

映像は、1977年のロンドン郊外クロイドンで、パンク・シーンをリードするボス的存在のボディシーア(ニコール・キッドマン)の勘違いにより、飛び入りで舞台に立つことになってしまった少女ザン(エル・ファニング)のライブシーン。パンクについて教えてくれるエン(アレックス・シャープ)に助けられながら、ザンは自身が属するコミュニティについて言葉にしていく。客がヤジを飛ばすが、ザンの気持ちを感じ取ったエンも即興で加わった摩訶不思議な曲は、客席をあっという間に熱狂の渦へと巻きこんでいく。

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幼い頃は女優ではなく歌手を夢見ていたというファニングは、この場面で念願だった映画での初めての歌唱シーンに挑戦している。このライブシーンは、ミッチェル監督が原作を読んで映画化にあたって描きたい場面として最初に浮かんだもので、この曲「Eat Me Alive」は、本作の音楽を担当するジェイミー・スチュワート(Xiu Xiu)とミッチェル監督が共同で制作した。ミッチェル監督は「よく陥りがちなヒット曲を集めただけの懐メロ映画にするのは避けたかった」と説明し、隠れた逸品といえるダムドやザ・ホモセクシャルズなどの楽曲を映画に使用した。一方で、オリジナル曲を多数制作し、劇中バンドであるディスコーズの楽曲は、マーティン・トムリンソン(セルフィッシュ・カント)のほか、カール・ニューマン(ザ・ニューポルノグラファーズ)やエズラ・ファーマンからもパンク調のオリジナル曲の提供を受け、作曲家のニコ・ミューリー、マトモス、A.C.ニューマン、主題歌「Between the Breaths」を担当したMitskiなど、個性的なミュージシャンを集めることで、初期のパンク・シーンが持っていた猥雑なパワーを映画に持ち込んだ。

この「Eat Me Alive」も収められている本作のサウンドトラックは、iTunesやApple Musicなどデジタルミュージックストアにて配信がスタートする。※価格1600円/ソニー・ミュージックレーベルズ/詳細は配信サイトより「How to Talk to Girls at Parties」で検索

また、本作の公開初日にあたる12月1日に、全ての上映劇場で本作を鑑賞した方に先着でオリジナルステッカーがプレゼントされることが決定。ステッカーは、この場面のザンの熱唱姿をモチーフに、セックス・ピストルズのシンボルカラーであるイエローとピンクというパンクらしい賑やかなデザインで、ザンがエンに投げかける「DO MORE PUNK TO ME(もっとパンクして)」という2人の出会いの言葉がプリントされている。

ステッカー

『パーティで女の子に話しかけるには』
12月1日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー
監督・脚本:ジョン・キャメロン・ミッチェル
衣装:サンディ・パウエル
出演:エル・ファニング アレックス・シャープ ニコール・キッドマン
配給:ギャガ

【ストーリー】 パンクなのに内気な少年エンは、偶然もぐりこんだパーティで、反抗的な瞳が美しい少女ザンと出会う。大好きなセックス・ピストルズやパンク・ファッションの話に共感してくれるザンと、たちまち恋におちるエン。だが、2人に許された自由時間は48時間。彼女は遠い惑星へと帰らなければならないのだ。大人たちが決めたルールに反発した2人は、危険で大胆な逃避行に出るのだが…。

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