錦織健「かくしてパリオペラ座は輝き続ける!」『新世紀、パリ・オペラ座』著名人らが絶賛コメント

世界に冠たる芸術の殿堂パリ・オペラ座の最新の舞台裏をカメラにおさめることに成功し、フランス本国ではパリ・オペラ座に関するドキュメンタリー史上最高の動員を記録、またモスクワ国際映画祭のドキュメンタリー賞を受賞した『新世紀、パリ・オペラ座』が12月9日より公開される。それに先だち、日本のオペラ界を牽引する歌手や奏者、ポップオペラの歌い手たちから、作品を観賞後の興奮した熱いメッセージが届いた。

『新世紀、パリ・オペラ座』main

オペラ歌手として初めてNHK紅白歌合戦に出場という快挙を成し遂げたことで有名な声楽家の佐藤しのぶは、「冒頭から釘づけにされた出色のドキュメンタリー!」と絶賛。また「千の風になって」でクラシック系のアーティストとして史上初のオリコンシングルチャートで1位を獲得し、テノール歌手としては異例の大ブームを巻き起こした秋川雅史からは、「この作品はパリ・オペラ座で本当に起こったドラマを記録した貴重な歴史の財産である」との言葉が寄せられた。そして映画音楽作曲家であり、近年ではNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のドラマ音楽を手がけ注目を浴びる世武裕子からは、「この映画を観たら、芸術世界の謎がちょっと解ける!フランス人にしか作れない、愛嬌たっぷりの芸術入門映画です」と芸術に興味のある万人におすすめとのチャーミングな一言が。ほかにも、錦織健、中丸三千繪、千住真理子など、多くのアーティストからコメントが寄せられた。

錦織 健(オペラ歌手)

眩いばかりの若き才能が集う。困難にも笑顔で立ち向かう舞台作りの達人たちがいる。
かくしてパリオペラ座は輝き続ける!

秋川雅史(テノール歌手)

オペラにも映画にも筋書きがあるが、
この作品はパリ・オペラ座で本当に起こったドラマを記録した貴重な歴史の財産である。

岡本知高(ソプラニスタ)

留学中に憧れを抱き足繁く通った、
あの絢爛豪華なパリ・オペラ座の裏側を見てしまった!
本物の胸打つ美しさとは、己の弱さを乗り越え極め上げて行く人の姿だ!

安藤赴美子(オペラ歌手)

輝かしく歴史あるパリ・オペラ座に人間ドラマを感じました。
思いもよらぬ事態に遭遇したとき、劇場は何をするべきか。
若手から最高峰まで、表現することを諦めない姿に心から感動します。

中丸三千繪(オペラ歌手)

オペラ座の混乱と現実、
オペラ界の裏舞台を知らない日本の方々に私が伝えたい全てを完璧に描いた作品。
情熱のぶつかり合いが最先端の芸術を生み出している事にも注目してほしい。

世武裕子(映画音楽作曲家/シンガーソングライター)

理由もなく涙する感動的な表現もあれば、
正直理解不能、みたいな表現もある。それが芸術世界。
この映画を観たら、芸術世界の謎がちょっと解ける!
フランス人にしか作れない、愛嬌たっぷりの芸術入門映画です。

藤澤ノリマサ(歌手)

「ポップオペラ」というジャンルを歌っている僕ですが、
改めてオペラの壮大で美しい世界に圧倒されました。
歌い手としてこの魅力をもっと伝えていけたらと、強く思いました。

千住真理子(ヴァイオリニスト)

激しくぶつかり合うプロ達の迫力。
妥協せず貫く芸術への熱い思いに心が震えた。
一流のステージは一流の裏方によって支えられている。
嗚呼、今すぐオペラを見に行きたい!

佐藤しのぶ(声楽家)

だからオペラは最高!客席からは決して知る事のできない舞台裏。
その情熱と真剣な闘いこそが感動と喝采を生む。
冒頭から釘づけにされた出色のドキュメンタリー!

山形由美(フルーティスト)

ここまでリアルに明かしてしまってよいのだろうか…。
不確定な時代に抗うように、新たな芸術活動を模索し、葛藤する姿を。
オペラ座の舞台の輝きが一層貴重に思えてきた。

安倍 寧(音楽評論家)

舞台裏の出来事は劇的緊張感にあふれている。
このすばらしいドキュメンタリー映画はそのまぎれもない事実を私たちの胸に突きつける。

奈木 隆(尚美音楽大学教授)

世界に冠たるオペラ座の出演者、スタッフ、観客、皆が“生きて”いる。
その「劇場を残していくのだ」という強い意志を受け取った。

石丸幹二(俳優)

常に超一流かつ革新的であるパリ・オペラ座。
そこに君臨する総統の日々は、次から次へと沸き起こるトラブルとの対峙。
世界の先端をゆく、クリエーターと出演者たちの激しい葛藤。
そんな舞台裏を、洗練なタッチでユーモアを交えて描き出す。なんとも面白い!

立田敦子(映画ジャーナリスト)

史上最年少の芸術監督と脚光を浴びたバンジャマン・ミルピエの辞任劇に始まり、
バレエの殿堂が水面下でもがき切磋琢磨する様子が、驚くほど赤裸裸に描かれる。
これぞバックステージものの醍醐味!

村上香住子(作家、エッセイスト)

どれほどの情熱と苦悩で、オペラが成り立っているか。
外界ではデモや同時多発テロ、息もつかせぬリアル感で、総合芸術の誕生を描く。
こんな赤裸々なオペラ座、みたことない。

『新世紀、パリ・オペラ座』sub1

『新世紀、パリ・オペラ座』sub2

『新世紀、パリ・オペラ座』
12月9日(土)Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー
監督:ジャン=ステファヌ・ブロン
出演:ステファン・リスナー(オペラ座総裁) バンジャマン・ミルピエ(芸術監督) オレリー・デュポン(芸術監督) フィリップ・ジョルダン(音楽監督) ロメオ・カステルッチ(オペラ演出) ブリン・ターフェル(バリトン) ヨナス・カウフマン(テノール) オルガ・ペレチャッコ(ソプラノ) ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(バリトン) ジェラルド・フィンリー(バリトン) ミハイル・ティモシェンコ(期待の新星)
配給:ギャガ

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