山田洋次「力強くて美しく、しかも上品」、久米宏「人間は忘れっぽい」 映画『ヒトラーに屈しなかった国王』著名人コメント公開!

映画『ヒトラーに屈しなかった国王』の12月16日全国公開に先がけ、各界著名人からの絶賛コメントが公開された。本作は北欧の小国ながらナチス・ドイツに最も抵抗し続けたノルウェーにとって、歴史に残る重大な決断を下した国王・ホーコン7世の運命の3日間を描く。

KC main
◼︎ 山田洋次(映画監督)
ぼくたちが羨む豊かな国、ノルウェーの映画人が創る反ナチスの作品は、
かくも力強くて美しく、しかも上品である。お見事。

◼ ︎姜尚中(東京大学名誉教授)
ナチスドイツの侵略に揺れるノルウェー王国
「民主主義に背くならば王室の解体を!」自らそう言い放った老国王の最後の決断は。
祖国とは、民主主義とは、そして家族とは、、、。心打つ感動巨編!

◼ ︎久米宏
日本人でありながら、民主制と王制の共存を真剣に考えた
スカンジナビア半島で国王になった人物から、教えてもらった。
彼が闘ったナチスドイツと、日本は同盟を結んでいたことを
うっかり忘れるところだった 人間は忘れっぽい。

◼︎ かわぐちかいじ(マンガ家)
国家とは国民です。その尊厳とは何か。国が蹂躙される時、人々はどう立ち向かうのか、
ホーコン国王の姿勢、言動の中にその答えがあります。
同じく皇室と共に生きる日本人にとってこれは切実な実話、物語です。

◼ ︎増田ユリヤ(ジャーナリスト)
「この国の未来は国民の総意で決まる」。これこそがノルウェー国王ホーコン7世のいう
民主主義の「正しい道」なのだろう。平和を絶対に手放してはいけない。

◼ 神田秀一(皇室ジャーナリスト)
昭和天皇は国民と共に歩んだ。映像に映ったホーコン7世の決断は昭和天皇の言葉と重なった。
「生涯2度自分の意思で決めたことがある。2.26事件とポツダム宣言だ」。
ホーコン7世の重い選択は現代にも通じる。

『ヒトラーに屈しなかった国王』
12月16日(土)シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
監督:エリック・ポッペ
出演:イェスパー・クリステンセン アンドレス・バースモ・クリスティアンセン カール・マルコヴィクス
配給:アット エンタテインメント

【ストーリー】 1940年4月9日、ナチス・ドイツ軍がノルウェーの首都オスロに侵攻。ドイツ軍の攻撃に抗戦するノルウェー軍だったが、圧倒的な軍事力によって、主要な都市は相次いで占領される。降伏を求めてくるドイツ軍に対しノルウェー政府はそれを拒否し、ノルウェー国王のホーコン7世は、政府閣僚とともにオスロを離れる。一方、ドイツ公使は再度の降伏要求のため、ノルウェー政府に国王との謁見の場を設けることをつきつける。翌日、ドイツ公使と対峙した国王は、ナチスに従うか、国を離れて抵抗を続けるか、家族のため、国民のため、国の運命を左右する究極の選択を迫られる。北欧の小国ながらナチス・ドイツに最も抵抗し続けたノルウェーにとって、歴史に残る重大な決断を下した国王・ホーコン7世の運命の3日間を描く。

(C)2016 Paradox/Nordisk Film Production/Film Väst/Zentropa Sweden/Copenhagen Film Fund/Newgrange Pictures