【第二のセクハラ騒動か】オスカー俳優のケヴィン・スペイシー、子役の少年への過去のセクハラ行為を認めて謝罪!そして(関係ないのに)同性愛者であることをカミングアウト!!

DNYh7ecWkAAytAc

Entertainment Weekly

TVシリーズ『ハウス・オブ・カード』で主演を務めるオスカー俳優のケヴィン・スペイシーが、TVシリーズ『スター・トレック:ディスカバリー』に出演しているアンソニー・ラップに対し、過去にセクシュアル・ハラスメント行為をしたことが明らかになり、自身のツイッターで謝罪した。当時、スペイシーは26歳で、ラップは14歳だった。Entertainment Weeklyが伝えている。

スペイシーは、自身のツイッターでラップに謝罪し、「アンソニー・ラップは、俳優として尊敬していますし、称賛しています。彼の話を聞いて非常に恐ろしく感じています。正直に言いますと、当時の出来事については、30年以上前のことになりますので覚えていません。しかし、彼が説明したような行動を私がとったのであれば、酔った状態でひどく不適切な行為をしてしまったことを、彼に心から謝罪します。彼が長年そのような気持ちを抱いていたことを申し訳なく思っています」と投稿した。

さらに、スペイシーは、ラップの告白によって自分のセクシュアリティについて“打ち明ける気持ちになった”と述べ、自身が同性愛者であると告白した。「私は、(同性愛者であるという)自分の噂については知っていますし、これまでプライベートなことは固く語らなかったので、一部の噂が独り歩きしていたこともわかっています。しかし、私と親しい人は知っているように、私はこれまで男性とも女性とも交際してきました。生涯を通じて、男性と恋愛関係を築いてきましたし、現在はゲイの男性として生きるという選択をしています。誠実に、率直に、この問題に向き合い、私がした行動をしっかりと調べ始めたいと思っています」とコメントしている。

このコメントがツイッターに投稿された後、スペイシーは、ハラスメント行為と自身のカミングアウトを同一視しているとして、GLAAD(中傷と戦うゲイ&レズビアン同盟)を含む人々から非難されている。GLAADのCEOであるサラ・ケイト・エリスは、「カミングアウトをすることで、セクハラ行為があったという申し立てが脇道にそれてはいけません。これはケヴィン・スペイシーのカミングアウトの問題ではなく、アンソニー・ラップと望まないセクハラ行為を受けて告白した全ての人々の生存権の問題です。その点について、メディアや世間は混合するべきではありません」と主張している。

現在46歳のラップは、BuzzFeedのインタビューで、10代の頃にスペイシーからセクハラ行為を受けた体験を語った。1986年、スペイシーは米マンハッタンの自宅で行ったパーティにラップを誘ったが、ラップはそのほとんどの時間を寝室でテレビを見て過ごし、夜が更けると、気づいた時にはスペイシーと2人きりになっていた。ラップは、「“みんな帰っちゃったから、僕も帰らなきゃ”と思ったことを覚えている」と当時を振り返り、スペイシーが寝室に現れ、“新郎が新婦を抱えて家の敷居をまたぐように”抱えられたと説明した。

「でも、最初は“どうなってるんだ?”と思うだけで、身をよじって逃れようとはしなかった。すると、彼が僕の上に乗ってきたんだ。彼は僕を誘惑しようとしていた。こう言っていいのかわからないけど、彼は僕と性的な関係になろうとしたんだと気づいた。あの後、“あれは何だったんだ?僕はどうすればよかったんだろう?どういうことだったんだ?”とずっと考えていたことを覚えている。成長して理解するようになると、最悪の事態にはならなかったことは本当に幸運だったと思っている。それと同時に、年齢を重ねていくと、あの一件は信じられないことなんだと思うようになっていった。ああいうことを14歳の少年にするなんて全く想像できなかったから」とラップは明かしている。

ラップは、スペイシーにこの件について直接聞こうとはせず、相談した弁護士から捜査をするよう勧められたと述べているが、先日、ハリウッドの大物プロデューサーであるハーヴェイ・ワインスタインが複数の女優にセクハラ行為をしたことが発覚したことで、自身の体験を打ち明けようと決心したようだ。

「ハーヴェイがあのような行為を許された原因の一つは、無意識でありながらも意図的な“沈黙”が強いられたからだ。こうした問題は、全く注意が払われず、忘れ去られてしまうことで起こり続けてしまう。体験を打ち明けてくれた勇気ある女性たちや男性たちの後に続き、僕がこの体験を告白したことで、彼らや僕にしたような問題が明るみに出て改善されることを願っている」とラップは語っている。