『あゝ、荒野』 菅田将暉 × ヤン・イクチュン 迫真のボクシング本編映像が公開!!

寺山修司が唯一遺した傑作小説を『二重生活』の岸善幸がメガホンをとり再構築し、若手実力派俳優の筆頭格・菅田将暉と韓国映画『息もできない』で世界各国の映画賞を総なめした名優ヤン・イクチュンをダブル主演に迎えて映画化された『あゝ、荒野』。絶賛公開中の本作から、このたび、2人が選んだ運命の対戦、衝撃のファイトシーン映像が公開された。

正反対の2人だが義兄弟のように寝食を共にし、特別な絆が生まれた新次(菅田将暉)と建二(ヤン・イクチュン)。公開された映像は、それぞれの思いを胸に闘うことでしかつながることのできない2人の”新宿新次VSバリカン建二戦”の本編特別映像。

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ふとしたきっかけで出会い、ボクシングジム海洋拳闘クラブの掘口(ユースケ・サンタマリア)のもとでボクシングをはじめた新次とバリカンはともにプロボクサーとなり、新次は宿敵・裕二(山田裕貴)を倒すため、建二は自分の殻を破るため、もがきながらも心の空白を埋めようとトレーニングに明け暮れる日々を送っていた。やがてそんな2人の関係も変化し、「新次のようになりたい」という強い思いを持ったバリカンは、ジムの移籍を決意。ついに、プロボクサー″新宿新次VSバリカン建二“の運命の対戦が決まる。

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後篇の目玉となる2つの試合、新次VS裕二戦と新次VSバリカン戦の撮影は、5日間連続で行われ最後の試合はセレモニーにしたい、という現場の熱に押されるかのように、撮影中は異様な雰囲気に包まれていたという。リングの真ん中で揉み合い、殴り合う2人の姿にリングの外で見守る他キャスト、エキストラによるギャラリーの声援もヒートアップし、何度も「カット!」を叫ばないと現場が止まらないほどだった。次第に2人だけの世界へと没入していくファイトシーンの緊張感、衝撃は見逃せない。リングの上で拳を交えることで肉体的、精神的にもすべてをさらけだし、繋がりたいと切に願ったバリカンの思いに応える新次。5時間超の長尺である本作で、その興奮が最高潮に達する2人の死闘がここにある。

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『あゝ、荒野』
2017年10月7日(土)前篇、10月21日(土)後篇、新宿ピカデリー他 二部作連続公開
監督:岸善幸 原作:「あゝ、荒野」寺山修司(角川文庫)
出演:菅田将暉 ヤン・イクチュン 木下あかり モロ師岡 高橋和也 今野杏南 山田裕貴 でんでん 木村多江 ユースケ・サンタマリア
主題歌:BRAHMAN「今夜」(NOFRAMES recordings/TOY’S FACTORY/TACTICS RECORDS)
配給:スターサンズ

STORY かつて、母に捨てられた新次(菅田将暉)は兄のように慕う劉輝と共に詐欺に明け暮れていた。そんなある日、彼らは仲間の裕二らにより襲撃されてしまう。そして2021年新宿。行き場のないエネルギーを抱えた新次は劉輝を半身不随にした裕二への復讐を誓っていた。一方、同じ新宿で吃音(どもり)・赤面対人恐怖症に悩む“バリカン”こと健二(ヤン・イクチュン)はいつも通り床屋のティッシュ配りをしていると、ひょんなことから新次と共に“片目”こと堀口からボクシングジへと誘われる。言われるがままボクシングジムを訪れた2人は、それぞれの想いを胸にトレーニングを始める。新次はボクシングで裕二への復讐を果たすため。バリカンは内気な自分を捨てるため。試合を重ね、徐々に名を挙げて行く新次に対し特別な感情を抱くようになっていく健二。そのさなか、新次は宿敵・裕二との戦いに挑む。一方、バリカンもまた大きな決断を下し、新次との関係が変わろうとしていた…。

©2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ