10月30日、六本木で行われている東京国際映画祭にて上映された『花とアリス』のQ&Aに、監督の岩井俊二、キャストの鈴木杏、蒼井優が登壇した。
懐かしのメンバーに再会した岩井は「2人共、立派なミューズになりました。あの頃は、天真爛漫で、現場がハジケまくってました。撮影の合間で、キャッキャ楽しそうにやっていて。あれこそ、箸が転がってもケラケラっていう年頃ならではの、エネルギッシュな現場でした」と撮影当時を振り返えると、蒼井が「私と杏ちゃんが、休憩中に桜で雪合戦みたいに遊んでいたら、岩井さんが『カメラ回せ！』って、採用になったりとか（笑）。本当にずっと遊んでました（笑）」と、笑顔で当時を懐かしんだ。
現在の花とアリスをイメージできるかという質問に、蒼井は「それができないから『花とアリス殺人事件』ってアニメにしたので」とコメントすると、鈴木が「この年代になると、ちょっと話が暗くなるよね」と返し、蒼井が「どこの保険に入るとかね、夢のない話になりそう」と苦笑い。しかし岩井が「時々、想像しますけどね。今、花とアリスは何してるだろうって」とコメントすると、会場からも現在の『花とアリス』の企画を熱望する声があがっていた。
第30回東京国際映画祭
■開催期間：10月25日（水）～11月3日（金・祝）
■会場：六本木ヒルズ、EXシアター六本木（港区） ほか 都内の各劇場および施設・ホールを使用
■オフィシャルHP：http://2017.tiff-jp.net/ja/
