佐藤浩市、飯豊まりえに「いじめてやる!!」WOWOWオリジナル『連続ドラマW 石つぶて』完成披露試写会&舞台挨拶開催レポート

政官界を揺るがした「外務省機密費詐取事件」を描く、清武英利氏による書きおろしノンフィクション著書を映像化したWOWOWオリジナルドラマ『連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~』。本作の完成披露試写会が、10月26日(木)に開催され、主演の佐藤浩市をはじめ、江口洋介、北村一輝、萩原聖人、飯豊まりえ、若松節朗監督が舞台挨拶に登壇した。

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今回6年ぶりの連続ドラマ主演となる佐藤浩市は、「どうも、偏屈な刑事です。こんな刑事ほんとにいるの?と思われるかもしれませんが、ただの刑事ドラマだと思ってると火傷しちゃいますよ」とまず観客に挨拶。「何年ぶりかは関係なく、自分が面白いと思うこと、やりがいのあるものにチャレンジしたい。今回実際の事件をもとにしたドラマへの挑戦に、血湧き肉踊ります」と、熱い想いを語った。 佐藤との本格的な初共演が注目される江口洋介は「注目集まってるの?」と笑いを誘い、「ただ浩市さんの背中を見ながら一緒にやれることがうれしい」と演じる楽しさを語った。また、「『しんがり』と同様に息の抜けないハードな作品なのでやりがいを感じてます」と、本作でも熱き男たちの作品に対する意気込みを見せた。外務省職員として捜査二課の面々に追求される役どころの北村一輝は、「今回はキャリアとノンキャリアの差や実態など、これまでのドラマでは見たことのないリアルな外務省というものを見せたい」とコメント。また佐藤と江口の二人から取調べを受けるシーンについて「大変でしたが俳優としてこんな機会はないので、すばらしい時間でしたが疲れました」と振り返る。それに対して佐藤は「こっちも疲れたよ!」と会場を湧かせた。佐藤、江口の上司役の萩原聖人は、「監督からも上司感を出すように言われて、初めての三人のシーンのとき、上司っぽく見えるかと思い頑張って背筋を伸ばしてみました」と年下の上司役を演じる難しさを語った。実力派俳優人たちに囲まれ、自身初の刑事役に挑戦する紅一点の飯豊まりえは、共演俳優陣の中での理想の上司を聞かれ、「背中を押してくれるような、江口さん演じる斉見係長」と告白。江口さんが「何かおごってあげるね」と嬉しそうにコメントすると、佐藤さんが「いじめてやる!!」と反撃し、会場は笑いに包まれた。

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