シンガポール、日本、フランス合作映画『ラーメンテー』メディア向け完成報告会が、10月27日に東京国際映画祭の会場である東京・六本木で行なわれ、キャストの斎藤工、松田聖子、別所哲也、ジャネット・アウ、マーク・リー、監督のエリック・クーが出席した。
シンガポールでの撮影で印象に残っているエピソードを聞かれた斎藤は「シンガポール映画界はここ十数年ですごい躍進していて、エリック監督は自分の作品を作りながら後輩を育てている。『ラーメンテー』の現場には優秀なスタッフがいて、本当に素敵な現場でした。撮影前にテストがないんですよ。ドキュメンタリーのような、演じた記憶がないくらい理想的な、エモーシャルナな時間でした」と撮影を振り返った。
初共演した斎藤の印象を聞かれた松田は「本当に人柄が素晴らしくて、誰にでも親切で優しくて心の温かい方。私はその時ケガをしていたんですが、いろいろ助けていただいて」と感謝と親愛の思いを伝えた。同じ質問に別所は「気配りの人。現場がすごく暑かったんですけど、『暑くないか？ 空調を入れようか』とか、全体のことを見てらっしゃる」と、こちらもベタ褒め。これに対して斎藤は「聖子さんは、僕のミューズでありレジェンド。僕のディレクションのきっかけを作ってくれたのが別所さん。いろいろな導きをしてくださる、背中を追っている大先輩です」と、2人に大きな敬意を表していた。
『ラーメンテー』
2018年公開
監督：エリック・クー
出演：斎藤工 松田聖子 別所哲也 伊原剛志 ジャネット・アウ マーク・リー
