『セッション』主演のマイルズ・テラー、デイミアン・チャゼル監督の『ラ・ラ・ランド』への出演を実現させようと必死だった!

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デイミアン・チャゼル監督の映画『セッション』(2014)で主演を務めたマイルズ・テラーは、チャゼルが史上最年少でアカデミー賞監督賞を受賞した映画『ラ・ラ・ランド』(2016)への出演を必死に実現させようとしていたと明かした。Entertainment Weeklyが伝えている。

テラーは、2015年のインタビューで、自身が『ラ・ラ・ランド』の主演に一時期決定していたが、監督のチャゼルに“テラーは『ラ・ラ・ランド』には創造的にふさわしくない”と判断を下されたということを明かしていた。今年の初めには、テラーが400万ドルの出演料を嫌って『ラ・ラ・ランド』への出演を断り、少なくとも600万ドルの出演料を要求していたと報じられたが、テラーは最近のインタビューでこの報道について否定している。

「(『ラ・ラ・ランド』への出演は)多くの人が想像している以上の展開で終わってしまった。(報道は)全くのでたらめだし、出演料は十分だった。1000パーセントの確信をもって言うけど、あの映画の役を演じられるのなら、400万ドルで断ったりはしない」とテラーはコメントした。

テラーは、詳しくは語ろうとしなかったが、『ラ・ラ・ランド』への出演を実現させようとできる限り努力したことを明かした。「『ラ・ラ・ランド』に出演できなくなりそうになったとき、僕はしがみついて、監督に映画に出演したいと強くお願いしたし、製作方針が変化しやすいからといって、この映画からは離脱できないことを伝えた。デイミアンとあの映画に対して、ここぞという時に強い忠誠心を示したことは秘密にしておくよ。僕から言えることはこれくらいだ」とテラーは語った。

監督のチャゼルは、昨年のインタビューで、『ラ・ラ・ランド』のキャスティングに関して、「6年間を通して多くの変更を経て決定された。一時期、エマ・ワトソンとマイルズ・テラーが主演候補に挙がったことは事実だけど、その方針で続行しようとはしなかった。でも、それはこの映画の変更点の一部にすぎない。あることが決まったと思ったら、やっぱり中止になる。こういうことの繰り返しだったんだ」とコメントしている。