錦戸亮主演『羊の木』釜山国際映画祭 キム・ジソク賞受賞!吉田大八監督、初参加の映画祭で快挙!!

受賞後のインタビューでは、「釜山国際映画祭には始めてきましたが、最初の機会でこんな大きな賞を頂き、本当にラッキーだなと思っています」と改めて喜びを言葉に。今後の展望を聞かれると、「しばらくは『羊の木』の公開に向けて、宣伝活動を頑張って行きたいと考えていますが、この2年間くらい映画二本と舞台をやって忙しかったので、しばらくちょっと充電しながら次やる事をゆっくり考えたいと思っています。せっかくこんな大きな賞を頂いたので、この賞の第一回受賞者に恥じないような映画をこれからも作っていきたいと思います」と語った。

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【キム・ジソク賞とは】
釜山国際映画祭(BIFF)のプログラムディレクターを務めた故キム・ジソク氏は、映画祭創設者として、20年以上もの間、若いアジア映画制作者たちに貢献し、釜山国際映画祭を最も素晴らしい映画祭の一つに育て上げた。彼の精神を引き継ぎ、映画祭がアジア映画のハブとしてあるべくアイデンティティを忘れないことを目的として新設された。
アジア映画を発見し激励することを目的とし、その年の最も才能あるアジア映画制作者を紹介する“アジア映画の窓”の部門で上映された56作品の中から選ばれる。“アジア映画の窓”の中からふさわしい10のワールドプレミア作品がノミネート作品として選ばれ、審査員によって二作品が最初の“キム・ジソク賞”として選ばれる。なお、“アジアの窓”部門で上映された日本映画は本作のほかに『散歩する侵略者』『アウトレイジ 最終章』『無限の住人』『光』『彼女がその名を知らない鳥たち』『あゝ、荒野』などがある。

『羊の木』
2018年2月3日(土)全国公開
監督:吉田大八 『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』
脚本:香川まさひと『クヒオ大佐』
原作:「羊の木」(講談社イブニングKC刊)山上たつひこ「がきデカ」 いがらしみきお「ぼのぼの」
出演:錦戸亮 木村文乃 北村一輝 優香 市川実日子 水澤紳吾 田中泯 松田龍平
配給:アスミック・エース

STORY ある寂れた港町“魚深(うおぶか)”にやってきた見知らぬ6人の男女。平凡な市役所職員・月末(つきすえ)は彼らの受け入れを命じられた。受刑者を仮出所させ、過疎化が進む町で受け入れる国家の極秘プロジェクト。月末、町の住人、そして6人にもそれぞれの経歴は知らされなかった。しかし、月末は驚愕の事実を知る。「彼らは全員、元殺人犯」犯した罪に囚われながら、それぞれ居場所に馴染もうとする6人。素性の知れない彼らの過去を知ってしまった月末。そして、港で発生した死亡事故をきっかけに、月末の同級生・文(木村文乃)を巻き込み、町の人々と6人の心が交錯し始める-。

© 2018「羊の木」製作委員会 ©山上たつひこ いがらしみきお/講談社

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