NON STYLE 井上は「ニゲータ(逃げた)さん」!? 『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』トークイベントレポート!

京都国際映画祭トークイベント

『NO』『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』を手掛けたチリ出身のパブロ・ラライン監督が祖国の英雄、パブロ・ネルーダの半生を描いた『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』が、11月公開に先立ち、10月12日より開催中の京都国際映画祭2017にて特別招待作品として上映され、NON STYLE の石田明、井上裕介がゲストとして登壇し、トークイベントが開催された。

京都国際映画祭2107の2日目となる 10月13日(金)に特別招待作品『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』の上映前に行われたトークイベント。MCのロバータの呼び込みで盛大な拍手とともにNON STYLEの石田明と井上裕介が元気に登場!本作を観た2人は、「詩が素敵」「観ていて勉強になるので授業的な感じでも見られる」と映画を絶賛。そして本イベントの登壇に抜擢された理由に関して、石田は、「司会のロバータさんはネルーダと名前が似てるからだよね。私、石田は大いなる愛、そして井上さんは逃亡者キャスティングですね」と井上の昨年の自動車事故をネタにして会場を沸かせた。また、本作の主人公ネルーダが政治家であり、ノーベル賞をも受賞した詩人であったことから、「日本でいうなら小泉純一郎や浜田幸一」とネルーダの多才さを讃えた。SNSなどで愛の詩を投稿していた井上は、詩を学生時代から女性に送っていたそうだが、石田が「君は僕の単三電池です。だっけ?」と聞いたところ、井上は「バッテリーあんまり持たへんやんけ!」と漫才さながらにトーク。 喜劇もこなす主演のルイス・ニェッコをチリのビートたけしと多才ぶりを称賛し、一方、執筆業もこなす石田に対して、自分の作品に主演してほしい人が誰か聞くと、真っ先に出た名前が、画になる男であるという理由で井上だった。それを聞いて井上は「ありがとうございます。吉本興業のキムタクです」とおどける。サブタイトルが「大いなる愛の逃亡者」であることから、逃亡されたことはあるか、と井上に聞くと、電光石火の如く「なんやその質問!?」と昨年の事故のイジリに対して突っ込みを入れ、石田はネルーダにかけて「ニゲータ(逃げた)さん」と井上に対して愛称で呼び、会場は爆笑の渦に包まれた。井上は最後に事故のことを「気付かなかっただけなんです」と付け足して、イベントは終了した。

『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』
11月11日(土)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMA他にて全国ロードショー
監督:パブロ・ラライン 脚本:ギレルモ・カルデロン
出演:ルイス・ニェッコ、ガエル・ガルシア・ベルナル、メルセデス・モラーン

STORY 1948年、冷戦の影響はチリにも及び、上院議員で共産党員のパブロ・ネルーダ(ルイス・ニェッコ)の元にも共産党が非合法の扱いを受けるとの報告がきた。ネルーダは上院議会で政府を非難し、ビデラ大統領から弾劾されてしまう。大統領は警察官ペルショノー(ガエル・ガルシア・ベルナル)にネルーダの逮捕を命じ、ネルーダの危険な逃亡劇が始まる。

ⒸFabula,FunnyBalloons,AZ Films,Setembro Cine,WilliesMovies,A.I.E.Santiago de Chile,2016