女性建築家アイリーン・グレイの知られざる波乱のドラマを美しく綴った映画『アイリーン・グレイ 孤高のデザイナー』公開決定

10月14日(土)の公開が迫る、近代建築の巨匠ル・コルビュジエと、彼が生涯で唯一その才能を羨んだと言われる女性建築家・アイリーン・グレイの間に隠された波乱万丈のストーリーを美しき映像で描く極上のドラマ『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』。

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本作は5年に渡る丹念な調査を重ね、実際の史実に基づき構成されている。そして、このリサーチの中で並行して制作されていたのが、アイリーン・グレイの人生を深く掘り下げたドキュメンタリー映画『アイリーン・グレイ 孤高のデザイナー』。この度、本作の公開が、10月28日(土)よりBunkamuraル・シネマにて決定した。

本ドキュメンタリーでは、アイリーンの生い立ちから亡くなるまでを、当時の作品や関係者、研究家のインタビューを交え、そのヴェールに包まれた肖像を明らかにしていく。「物の価値は、創造に込められた愛の深さで決まる」という言葉を残したアイリーン。100年近く経った現在でも彼女のデザインは、時代の最先端を走り、各界に影響を与え続けている。本作はそんな彼女の生き様や創作の秘密を知ることが出来る絶好チャンス。また鑑賞料金は1500円で、『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』の半券提示で300円割引となる。

本作の公開にあわせ、長らく絶版だった評伝「アイリーン・グレイ 建築家・デザイナー」(ピーター・アダム・著/小池一子・訳)が、11月1日(水)みすず書房より待望の復刊決定!

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■アイリーン・グレイ(1878-1976)
アイルランドの貴族の家に生まれ、単身パリに渡る。1906年、日本人工芸家・菅原清造と出会い、漆を取り入れた斬新な家具を生み出し、当時のシーンで話題を呼ぶ。アールデコだった作風は徐々にモダニズムへと変化し、1922年には自身の店<ジャン・デゼール>をパリにオープン。1929年に手掛けた建築処女作<E.1027>は、かのル・コルビュジエを驚嘆させ、彼をこの地に惹きつけた。生涯に渡り自らのスタイルを貫き続けた、気高く勇敢なクリエイター。

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『アイリーン・グレイ 孤高のデザイナー』
10月28日(土)、Bunkamuraル・シネマにて公開
監督:マルコ・オルシーニ 
出演:メアリー・マクガキアン ジェニファー・ゴフ
配給:トランスフォーマー 

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