『アトミック・ブロンド』に見る80’sカルチャーはここがすごい! 青野賢一さん×山崎まどかさんトークイベント レポート

1010実施『アトミック・ブロンド』トークイベントオフィシャル2

また、シャーリーズの他、個性的なキャラとして登場するキャスト陣について「MI6の諜報員役として登場したジェームズ・マカヴォイはかなり複雑なキャラクターを演じていましたよね」と青野さんが話し始めると、「当時のMI6はドラック中毒の人間や長生きしなさそうな人を雇っていたんですって」というスパイの裏情報を暴露してくれた山崎さん。同じく、フランスの諜報員役であるソフィア・ブテラに対しては「ネコのように可愛らしく描かれていたのが印象的です。彼女のメイク、すてきでしたね! 印象的な濃い眉にベージュのリップ。すごく似合っていて、今やってもとても可愛いメイクだなと思っていました」と女性ならではの視点で本作の魅力を語った。

お二人だからこそ話せるトークが繰り広げられる中、「映画の魅力のひとつでもあるのが各国のスパイ合戦という部分でもあると思いますが、この作品ではそういうのが行われていた最後の時代を描い当ているな、とも思っていて、、。それを今、映画化したというのがいいですよね。しかも、40代となったシャーリーズ・セロンが、まさに今が旬とばかりに男勝りなアクションを力強く演じきる、かっこいい映画です」とこれから映画を観る人々へのメッセージを語る山崎さんと「まさにスパイ合戦の最後の一花を映画の中で描いている。頭の中で、この人はどこ国の人だろう?ということを考えながら観ると、より一層楽しめる作品でもあると思います」とおすすめの鑑賞方法を提言した青野さん。

最後には、お二人ならではの見どころポイントとして、劇中、モノクロの衣装ばかりを着ていたシャーリーズが、1箇所だけ、全く違った色の衣装を纏うシーンがあることを伝え、「どこでどんな風にそのシーンが登場するのか、楽しみに観てみてくださいね!」と残し、トークイベントの幕を閉じた。

すでに話題となっている壮絶なアクションという点だけに留まらず、ファッションや音楽など、80’sカルチャーという点でも様々な角度で本作を楽しむことができるという新たな魅力が発掘されたトークイベントとなった。

『アトミック・ブロンド』
10月20日(金)より、全国ロードショー
監督:デヴィッド・リーチ
出演:シャーリーズ・セロン ジェームズ・マカヴォイ ソフィア・ブテラ トビー・ジョーンズ
配給:KADOKAWA

STORY 1989年、東西冷戦末期のベルリン。世界情勢に多大な影響を及ぼす極秘情報が記載されたリストが奪われた。イギリス秘密情報部MI6は凄腕の女性エージェント、ロレーン・ブロートンにリスト奪還を命じる。ベルリンに潜入中のエージェント、デヴィッド・パーシヴァルとタッグを組み任務を遂行するロレーン。彼女には、リスト紛失に関与したMI6内の二重スパイ“サッチェル”を見つけ出すという、もう1つのミッションがあった。リストを狙い、ベルリンに集結する世界各国のスパイ。誰が味方で誰が敵なのかわからなくなる状況下、ロレーンと世界の運命は?

© 2017 COLDEST CITY, LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

< 12