永瀬正敏、印象にのこるフックは「アーハー」というセリフ!?映画『パターソン』大ヒット記念舞台挨拶オフィシャルレポート

ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開中の映画『パターソン』の大ヒット記念舞台挨拶が、10月8日、ヒューマントラストシネマ渋谷にて行なわれ、『ミステリー・トレイン』(’84)以来27年ぶりにジム・ジャームッシュ監督作品出演となる永瀬正敏と、同作でスチールカメランを担当した写真家・鋤田正義が登壇した。

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Q:登壇されての感想について

永瀬:8月26日から上映されて、満席になっていることをお聞きしましたが、今日も満席になっていて、とてもありがたいです。

鋤田:昔からジム・ジャームッシュのファンで、今回の映画はすごい自分にとって身近でリアリティにある作品でした。今回、お客さんが入っていることを聞いて、自分のことのようにうれしいです。

Q:永瀬出演について

鋤田:締めのシーンで出てきて、“アーハー”というセリフも良かったし、締めくくりとして役得だと思って、ニヤニヤして見てました。

永瀬:監督から直接(出演のオファーの)メールが来て、うれしかったです。すぐやります!と返事しました。監督は毎回印象にのこるフックをいただけるのですが、前作(『ミステリートレイン』)ではライターのつけかた、今回は「アーハー」というセリフでした。昨年、いろんな映画祭などを回って、海外の知り合いやジャーナリストからメールがくると、最後に“アーハー”とつけていただいて、「みんなで”アーハー”言っているよ」と、ありがたかったです。

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Q:『ミステリートレイン』での現場とお互いの印象について

鋤田:日本の若い俳優がメンフィスまで来て、音楽好きの若い青年を演じられていましたが、ジムさんが上手くそれを引き出していて、永瀬さんもそれに応えて、かっこいい役でしたね。

永瀬:僕は一方的に鋤田さんを知っていて、デヴィッド・ボウイやYMOの写真などを撮られた方だと、最初は緊張しましたが、このとおり優しい方なので、、、。撮影中は、カメラを見ながら、シーンが終わるのを待っていらしゃるのを覚えています。監督はスチールカメラが入るのを嫌がる方で、本番後、鋤田さん用に俳優も本気で演じて撮影をするのですが、それまで鋤田さんが長い間待たれていたのが印象的です。

鋤田:監督の性格の違いだと思いますが、日本とやり方が違うなと思いました。役者に気をつかって撮影することを大事にしているなと。監督はOKが出たら、スチール用の撮影をすると約束してくれて、珍しい現場でした。

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