『スター・ウォーズ』“ハン・ソロ”映画降板の監督コンビ、『オデッセイ』原作者によるSF小説の映画化の監督に

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Entertainment Weekly

映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場するハン・ソロの青年時代を描くスピンオフ映画の監督を降板して話題となったフィル・ロードとクリストファー・ミラーが、SF映画『オデッセイ』の原作者であるアンディ・ウィアーによる小説『Artemis アルテミス』(原題)を映画化することがわかった。Entertainment Weeklyが伝えている。

ウィアーの小説『火星の人』を原作とした、リドリー・スコット監督の映画『オデッセイ』は、アカデミー賞で7部門にノミネートされた。ウィアーの最新作『アルテミス』は、月面が舞台の物語で、11月にアメリカで刊行される。

映画化は今年5月に決定し、製作には『オデッセイ』を手掛けたサイモン・キンバーグらが参加する。

『アルテミス』は、ロードとミラーが“ハン・ソロ”映画を降板してから初めてメガホンをとる映画であり、2人の監督作品には、アニメ映画『LEGO ムービー』、『くもりときどきミートボール』、コメディ映画『21ジャンプストリート』、『22ジャンプストリート』がある。

ウィアーは、今年の夏にインタビューで最新作について語っており、小さな町で暮らす“ジャズ・バシャラ”という名前の女性を描いた作品で、月で栄える都市が登場すると説明していた。主人公については、“あてもなくさまよっている20代”とウィアーは説明し、大きな夢を抱いている彼女が、やがて“強盗”に夢中になっていくというストーリーのようだ。

ウィアーは、「『火星の人』(映画版は『オデッセイ』)の主人公であるマーク・ワトニーよりも、より深みのあるキャラクターにしようと懸命に努めた。ジャズはもっと繊細で、傷つきやすく、判断を誤ってしまう。彼女はとてつもなく賢明ではあるんだけど、いつも近道を探しているんだ」と語っている。