二階堂ふみ✕吉沢亮『リバーズ・エッジ』森川葵、上杉柊平ほか追加キャスト発表&コメントも到着!

繰り返されるリアルなセックスと暴力、日常を生きることの違和感といった、若者たちの心の揺らぎを描いた岡崎京子の作品たち。その中でもとりわけ最高傑作との呼び声が高く、時代、世代を超えて熱狂的な支持を集める代表作『リバーズ・エッジ』が発表から20年の時を経てついに映画化!既に解禁されている、二階堂ふみと、吉沢亮に加え、森川葵、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨の出演も決定した。また、劇場公開が、来年2月になることも決定した。

『リバーズ・エッジ』追加キャスト発表スチール

監督を務めるのは、初の漫画原作を手掛ける行定 勲監督、脚本に『アズミ・ハルコは行方不明』の瀬戸山美咲。どうしようもない欲望と孤独を持て余し、愛に飢え、暴力に逃げ、生きることにもがく高校生たちの姿を鮮烈に描く。出演は、自由に生きる今時の女子高生・若草ハルナに二階堂ふみ、ハルナの同級生でゲイのため執拗なイジメに遭う山田に吉沢亮。

山田に一方的な好意を寄せるクラスメイト・田島カンナに森川葵、ハルナの恋人で山田をイジメる観音崎に上杉柊平、摂食障害のモデル・吉川こずえにSUMIRE、父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人・ルミに土居志央梨ら、錚々たる日本映画の新時代を担っていく華やかな若手キャストたちが集結した。

キャストからのコメント

■森川葵
現場に行くと黒い渦に飲み込まれるようでした。それはきっとこの『リバーズ・エッジ』に出てくる若者たちを演じているキャストが醸し出していた雰囲気だと思います。この渦は、若者ならば誰でも抱えたことのあるような渦で、きっとこの『リバーズ・エッジ』が公開される時には、全国の皆さんの渦と混じり合い、何か大きな影響が出るような気がしています。公開が今からとても楽しみです。

■上杉柊平
一瞬で駆け抜けた撮影期間でした。魅力的な日々でした。青春を生きた毎日でした。全体が一つでした。“生”を感じる手段として暴力に明け暮れる観音崎。ひたすらに孤独で、心は何も受け入れられずにただ放出するだけ。そんな観音崎が僕は好きです。

■SUMIRE
人見知りな上に役者の経験もほぼ無く緊張していたのですが、キャストの方々が同年代ということもあり親しみやすく、撮影時は和気藹々とした環境でとても居心地が良かったです。
こずえは、一見根暗だけれど、好きな人やもの、嫌いなものがハッキリしている性格。モデルという職業柄、自分と似ている部分もあって、仕事をしている時の気持ちや他人からの見られ方など、共感しながら演じることができました。

■土居志央梨
まさに“平坦な戦場”だった撮影期間、ルミの目を通して見た景色を思い出すと心がヒリヒリ焼けるようです。静かに公開を待つばかりです。

『リバーズ・エッジ』
2018年2月、TOHO系全国ロードショー
監督:行定勲
脚本:瀬戸山美咲 
出演:二階堂ふみ 吉沢亮 上杉柊平 SUMIRE 土居志央梨 森川葵
配給:キノフィルムズ

STORY 「若草さん、今晩ヒマ?僕の秘密の宝物、教えてあげる」。
ハルナ(二階堂ふみ)は、カレシの観音崎(上杉柊平)がイジメる山田(吉沢亮)を助けたことをきっかけに、夜の河原へ誘われ、腐りかけた死体を目にする。さらに、宝物として死体の存在を共有しているという摂食障害のモデル・こずえ(SUMIRE)が現れ、3人は友情とは違う歪んだ絆で親しくなっていく。その一方で、父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人・ルミ(土居志央梨)と、山田に好意を寄せるクラスメイト・カンナ(森川葵)は過激な愛情を膨らませていく。そしてある日、また新たな死体が生まれてしまう———。

© 2018 映画「リバーズ・エッジ」製作委員会