レオナルド・ディカプリオ、気候変動問題への取り組みに2000万ドルの寄付を発表

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Entertainment Weekly

レオナルド・ディカプリオは、自身が設立した「レオナルド・ディカプリオ財団」が、気候変動問題への取り組みに2000万ドル(約22億4000万円)の資金を寄付することを発表した。ディカプリオは、イェール大学でスピーチを行い、アメリカのドナルド・トランプ大統領の気候変動問題に対する姿勢を非難した。Entertainment Weeklyが伝えている。

ディカプリオは、「国内外の100を超える団体の取り組みを支援できることを誇りに思います。これらの支援は、次世代のため、地上での活動、海洋や森林、絶滅危惧種の保護、そして緊急を要する気候変動問題への取り組みに充てられます」と述べた。

続けて、ディカプリオは、「今日、再生可能なエネルギーや、クリーンエネルギーによる運輸、持続可能な農業で使用されている多くの技術が証明しているように、私たちは全ての人のために、より明るい未来を築き上げることができます。私たちの課題は、生活に活力を与え、何百万もの人々を雇用し、一人ひとりがきれいな空気と飲用水を得ることができる新たな方法を見つけることです。私たちは、政治家が気候科学を理解し、手遅れになる前に大胆な公約を掲げるよう要求しなければなりません」とスピーチした。

ディカプリオは、アメリカ大統領選挙前にトランプ大統領に気候変動問題への取り組みについての計画を提示したことを振り返った。大統領就任後、トランプ大統領は、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」からの離脱を表明している。

ディカプリオは、「私は、この問題において、アメリカが世界を主導する可能性を秘めていると今もなお信じています。手遅れになる前に、大統領もこの問題を理解し始めているとただ祈るばかりです」と述べた。

この巨額の寄付金は、元アメリカ合衆国国務長官でイェール大学の卒業生であるジョン・ケリーが主催した、2日間にわたる気候変動問題に関する会議の終了前に寄せられた。ケリーは、母校であるイェール大学に戻り、教育や研究、グローバルな対話を通して国際問題に取り組む総合的なプログラム“ケリー・イニシアティブ”を監査している。この会議では、次世代のエネルギーや、民間セクターの役割、地域間および国際的な活動などのトピックを取り扱う5つの委員会が開かれた。

ディカプリオは、2008年から8000万ドル以上を環境問題対策の活動へ寄付している。