福山雅治に演じて欲しい「すっごい悪いヤツ」とは!? 映画『三度目の殺人』大ヒット記念舞台挨拶レポート!

是枝裕和監督最新作『三度目の殺人』が、9月9日(土)より公開。全国314スクリーンで封切られた本作は、公開から2日間で動員が、179,266人、興行収入が2億3311万2600円を記録するという大ヒットスタートを切った。これを記念して、9月19日、東京・有楽町で公開記念舞台挨拶が開催され、主演の福山雅治と監督の是枝裕和が登壇した。

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『そして父になる』から4年、是枝監督と2度目のタッグとなる福山雅治を主演に、是枝組初参加となる名優・役所広司を迎えた本作は、監督が近年描いてきたホームドラマから一転し、かねてより挑戦したいと考えていた法廷を舞台にした心理サスペンスとなっている。

上映が終了し、福山雅治と是枝裕和監督が舞台挨拶に登壇すると、会場は大歓声に包まれた。福山は「今、観終わった後ですよね?(大歓声を受けて)そういう感じのリアクションだと思ってなかったので…(笑)」と戸惑いながらも、「でも嬉しいです(笑)」と挨拶。

4年前の『そして父になる』以来の再タッグとなる2人。一般の方から「お互いに変わったと思うところは?」という質問に、福山は「監督も僕も確実に年を取った。この間、テレビで『そして父になる』を観まして、僕も若かったですけど、リリー(・フランキー)さんが若かったですよねえ(笑)。あれえ?と思って。ちょっとスピード早いかなと思うんですけど(笑)」と面白おかしく語り会場を盛り上げた。

続けて福山と監督の「三度目のタッグはあるか?」という質問には「是枝監督が『撮る本数は限られているので、なるべく積極的に撮っていきたい』とおっしゃっていて、その中の一本と言わず何本でもと僕はいつも思ってます」と福山。これを受けて是枝監督は「僕も思ってますよ」とコメントすると、会場は大きな拍手に包まれた。

MCから、福山にどんな役を演じてもらいたいか聞かれると、是枝監督は「すっごい悪いヤツ」とコメント。「犯罪者をどこかで描きたいというのもありますし、(福山と)企画のキャッチボールはやってます。それが実現してくれればいいなあと思っています」と、胸の内を語っていた。

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『三度目の殺人』
9月9日(土)より公開
監督・脚本・編集:是枝裕和 
出演:福山雅治 広瀬すず 吉田鋼太郎 斉藤由貴 満島真之介 市川実日子 橋爪功 役所広司 
配給:東宝 ギャガ

STORY それは、ありふれた裁判のはずだった。殺人の前科がある三隅(役所広司)が解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し、死刑はほぼ確実だった。その弁護を担当することになった、重盛(福山雅治)。裁判をビジネスと割り切る彼は、どうにか無期懲役に持ちこむために調査を始める。何かが、おかしい。調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述は会うたびに変わる。動機さえも。なぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?得体のしれない三隅に呑みこまれているのか?弁護に真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から真実を知りたいと願う。やがて、三隅と被害者の娘・咲江(広瀬すず)の接点が明らかになり、新たな事実が浮かび上がる──。

(C)2017『三度目の殺人』製作委員会