【監督降板→後任監督決定】『スター・ウォーズ』エピソード9の新監督は『フォースの覚醒』のJ・J・エイブラムスに決定!

gettyimages-677851548-h_2017

The Hollywood Reporter

映画『スター・ウォーズ』エピソード9の監督は、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ・J・エイブラムスに決定した。本作は、コリン・トレヴォロウが監督を務める予定だったが、製作会社のルーカスフィルムとの意見の対立により降板していた。The Hollywood Reporterが伝えている。

ルーカスフィルムの代表であるキャスリーン・ケネディは、「『フォースの覚醒』では、J・Jは私たちが望むあらゆることを実現してくれました。彼がこの3部作を締めくくるために戻ってきてくれることをとても楽しみにしています」と声明文で述べている。

エイブラムスは、『アルゴ』を手掛けたクリス・テリオと共同で脚本を執筆する。エイブラムスが監督を務めた『フォースの覚醒』は、世界興収が20億ドルを超える大ヒットを記録した。

監督を降板したトレヴォロウは、製作中は脚本に非常にこだわり、何度も内容を変更しようとしていたようだ。その結果、トレヴォロウとルーカスフィルムのケネディとの関係は手に負えないほどのものになっていったと言われている。

本作には、イギリス人脚本家で、ジュリア・ロバーツ、ジェイコブ・トレンブレイ主演の新作『Wonder ワンダー』(原題)の脚本を担当したジャック・ソーンが8月に参加したばかりだが、製作から離脱したようだ。

9月5日にルーカスフィルムとディズニーは、トレヴォロウの降板を発表し、「ルーカスフィルムとコリン・トレヴォロウは、『スター・ウォーズ』エピソード9の製作について、互いに別の道を進むことになりました。コリンは製作過程において素晴らしい共同制作者でしたが、私たちが考えるこの作品のビジョンとは異なるという結論に至りました。私たちは今後のコリンの活躍を期待するとともに、この作品に関する詳細をまもなくお知らせします」と説明していた。

『スター・ウォーズ』シリーズで製作中に監督が交代するのは今回が初めてのことではない。6月には、同シリーズに登場するハン・ソロの若き日を描くスピンオフ映画のメガホンをとる予定であったフィル・ロードとクリストファー・ミラーが、撮影を数週間ほど残して降板し、ロン・ハワードが引き継いだ。また、ギャレス・エドワーズ監督の『ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー』では、脚本を担当したトニー・ギルロイによる大規模な撮り直しが行われた。

『スター・ウォーズ』エピソード9は、2019年12月20日に全米で公開予定だ。