アンジェリーナ・ジョリー、『マレフィセント』での役作りと、母の影響、そして家族について語る

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Entertainment Weekly

アンジェリーナ・ジョリーは、ディズニー映画『眠れる森の美女』に登場するヴィラン(悪役)を描いた映画『マレフィセント』で、主人公のマレフィセントを演じるにあたって試した役作りについて明かした。先日、ジョリーは本作の続編に出演することを明らかにしたばかりだ。Entertainment Weeklyが伝えている。

トロント国際映画祭に出席したジョリーは、自身のキャリアについて振り返り、「『マレフィセント』に出演するとわかったとき、『練習しなければ撮影に間に合わない。準備ができてない』と思った」と語った。

マレフィセントは威厳のある存在感を持つキャラクターであるため、ジョリーはボイスコーチのもとを訪れ、「『マレフィセントを演じるために何をすればいいかよくわからない』と考えていたら、コーチは私に出せるだけ大きな声を出すよう指導してくれた」と明かした。

マレフィセントの声や振る舞いを仕上げるために、ジョリーは6人の子どもたちを頼りにしたようだ。「子どもたちをお風呂に入れるときに、アクセントやマレフィセントに関する全てを発見できたの。子どもたちの前では17種類の方法を試したと思う。子どもたちには『お母さん、何しているの?変な声でしゃべらないで』と言われたわ。ある日、頭がおかしくなったように声を出したら、子どもたちが大爆笑したの。一晩中声を出していて、ついに見つけたのよ」とジョリーは説明した。

映画『マレフィセント』は、7億5000万ドル以上の世界興収を記録し、再びマレフィセント役として続編に出演するジョリーは、ブラッド・ピットと共演した映画『白い帽子の女』へ出演して以来の作品となる。

さらに、ジョリーは、亡き母であるミシェリーヌ・ベルトランが、自身が女優になると決断したことに影響を与えたと説明した。

「私は映画に囲まれて育った。映画を大切にしていて、全ての人が映画を話題にするような街で成長したから、そうした環境が女優になるきっかけだったの。小さい頃、母が女優になりたいと強く思っていたことを私に教えてくれたし、祖母も女優になりたいと思っていたから、母は私が女優になると決めたとき、とても興奮していた。私は成功できるとは思っていなかったし、疑問も抱かなかった。演技を始めて徐々に女優という仕事にのめり込むことができたのは、母と関われて、彼女がとても嬉しそうだったからよ」とジョリーは語った。

ジョリーは、母が2007年にがんで死去してからの変化について述べ、「母が亡くなったとき、彼女のために頑張っていたのだと気づいて、私は少し変わった。彼女が亡くなってからは、私はカメラの前では精一杯の演技をしてこなかった。今、私は子どもたちのために全力を尽くしている。彼らのそばにいるのが大好きだし、とても楽しい!くだらないことをするのが楽しいの」と語った。

また、ジョリーは自身が製作に参加したアニメーション映画『The Breadwinner ザ・ブレッドウィナー』(原題)のプレミアに出席し、5人の子どもたち(13歳のパックス、12歳のザハラ、11歳のシャイロ、9歳の双子のノックスとヴィヴィアン)とレッドカーペットに登場した。

ジョリーは、自身の監督最新作であるNetflixオリジナル作品『最初に父が殺された』を引っ提げ、トロントで開催されるプレミアに参加する。先日、ジョリーは米コロラド州で開催されたテルライド映画祭に、長男である16歳のマドックスを含めた6人の子どもたちと出席した。