夏帆と染谷将太が東出昌大の質問に……!?ドラマ「予兆 散歩する侵略者」完成披露 舞台挨拶レポート

9月9日(土)より公開する映画『散歩する侵略者』から生まれた、スピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」が、WOWOWメンバーズオンデマンドにて 9月7日(木)先行配信開始、WOWOWプライムにて9月18日(月・祝)より放送がスタートする。本ドラマ「予兆 散歩する侵略者」の完成披露試写会が9月11日、東京・汐留にて行われ、出演者の夏帆、染谷将太、監督の黒沢清が登壇した。

【本イベントの全文掲載はコチラ】

IMG_1973

本作に参加した感想を聞かれた夏帆は、「私は黒沢組に参加したのは初めてで、とにかく緊張しました。ずっと黒沢組に憧れていて、黒沢組に参加することがひとつの目標でもあったので、初日はずっとフワフワしていました(笑)。でも現場では萎縮するような緊張感ではなくて、すごく気持ちのよい現場で、本当に楽しかったです」とコメント。『リアル 完全なる首長竜の日』(’13)以来2度目の黒沢組への参加となる染谷は「楽しかったですね。黒沢さんが言うひと言が楽しかったり…、楽しかったです(笑)」と、笑顔で語った。

「黒沢監督の撮影はてっぺん(夜0時)をこえない」という噂について聞かれた染谷が、「最高でしたね。晩飯が家で食べられるっていう。なかなかそんな現場はないですからね」と語ると、黒沢監督が「社会人として当たり前ですよね。(仕事が)18時には終わるのは。普通だと思います」と笑顔でコメント。続けて夏帆は「この尺でこの内容で3週間で撮るという話を聞いた時に、これは寝られないなと思ってたんですよ(笑)。現場に入ったら、家でご飯が食べられるという(笑)。こんな現場があるんだとビックリしました」と、黒沢組のすごさに驚いていた。

イベントの後半には、登壇はしなかったものの、共演者の東出昌大から「一番奪われたくない概念は?」という質問が。東出自身は「苦しみの概念」とコメントし、黒沢監督は「映画という概念」、染谷は「人間という概念」とコメント。重苦しいテーマを打ち破るように、夏帆は「味覚」と答え、「食べるのが好きなので(笑)」とにこやかに語り、会場を一気に和ませていた。

【本イベントの全文掲載はコチラ】

「予兆 散歩する侵略者」
9月7日(木)深夜0時 WOWOWメンバーズオンデマンド先行配信開始
9月18日(月・祝)WOWOWプライムにて放送スタート
毎週月曜 深夜0時~(全5話)第1話無料放送

原作:前川知大「散歩する侵略者」
監督:黒沢清(『散歩する侵略者』『クリーピー 偽りの隣人』『岸辺の旅』)
脚本:高橋洋(映画「リング」シリーズ、『蛇の道』) 黒沢清
音楽:林祐介(『散歩する侵略者』「連続ドラマW 贖罪」)
出演:夏帆 染谷将太 東出昌大
中村映里子 岸井ゆきの 安井順平 石橋けい 吉岡睦雄 大塚ヒロタ
千葉哲也 諏訪太朗 渡辺真起子 中村まこと/大杉漣
「予兆 散歩する侵略者」特設サイト:http://www.wowow.co.jp/drama/sanpo/

<関連番組>
ミニ番組/映画「散歩する侵略者」公開記念ナビ番組 8月1日(火)深夜1:15 ほか
「無料でWOWOW!」で第1話無料放送 9月19日(火)深夜0:20

STORY 山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から、「家に幽霊がいる」と告白される。みゆきの自宅に行くとそこには実の父親がいるだけだった。みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。診察の結果、みゆきは「家族」という《概念》が欠落していることが分かる。
 帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄からは素っ気ない返事のみ。常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れない不安を抱くようになる。ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる。冗談とも本気ともつかない告白に、悦子は自分の身の周りで次々に起こる異変に、真壁が関与しているのではないかと疑い始める。

(C)2017「散歩する侵略者」スピンオフ プロジェクト パートナーズ