中山美穂5年ぶりの最新主演作!『蝶の眠り』公開&釜山国際映画祭に出品決定!

フランス現代文学の代表的女流作家マルグリット・デュラスの晩年の恋を描いた『デュラス 愛の最終章』に着想を得て制作された珠玉のラブストーリー『蝶の眠り』が、2018年春に日韓同時公開されることが決定した。また本作の、10月12日から開催される第22回釜山国際映画祭Gala Presentation 部門への出品が決定! 出品についてチョン・ジェウン監督と主演の中山美穂からも嬉しいコメントが届いた。

マルグリット・デュラスと晩年を共に過ごした38歳年下の恋人、ヤン・アンドレアが歳の差を超えて愛した彼女との16年間の日々を綴った著書を、フランスを代表する名女優、ジャンヌ・モローを主演に迎え映画化したロマンティック・ラブストーリー『デュラス 愛の最終章』(’01)。その衝撃的な心揺さぶる物語に着想を得て、『子猫をお願い』で知られるチョン・ジェウン監督が現代に蘇らせた。

アルツハイマーを患う主人公の女流作家役には、実に5年ぶりの映画主演作となる中山美穂を起用。次第に病に冒されていくも、愛に生きる等身大の女性像を、余すところなく魅力的に演じている。韓国人留学生の恋人役を務めるのは『コーヒープリンス1号店』のキム・ジェウク。幼少期に日本で生活していた経験を持ち、本作でも完璧な日本語での演技を披露している。
50代でありながらも美しく、若い読者にも根強いファンを持つ、売れっ子の女流小説家・松村涼子(中山美穂)。作家として成功し、満ち足りた生活を送る涼子だったが、遺伝性のアルツハイマーに侵されていることを知り、人生の終焉に向き合うことを余儀なくされる。“魂の死”を迎える前に、小説を書く以外に何かをやり遂げようと、大学で講師を務め始めた涼子。ある日、大学近くの居酒屋で、韓国人の留学生チャネ(キム・ジェウク)と出会い、ひょんなことから涼子の執筆活動を手伝うことになる。作業を進めるうち、現実と小説の世界で交差していく二人は、次第に年齢の差を超えて互いに惹かれていくが、涼子のアルツハイマーは容赦なく進行していく。

チョン・ジェウン監督
中山美穂さんと一緒に作った『蝶の眠り』が、韓国の釜山国際映画祭でワールドプレミアとして上映されることをとても喜ばしく思います。撮影は全て日本で行い、キャストもスタッフも殆どが日本の方で、私には学ぶことの多い経験でした。この華々しい舞台で、ようやく皆さまに御覧頂けることとなり、深い感慨を覚えます。

中山美穂(主人公:松村涼子役)
この映画が公開されることをとても楽しみにしています。私が演じた涼子は50代の強い女性。時間が経つにつれ儚く脆くなっていくのですが、チョン・ジェウン監督の繊細な表現と、キム・ジェウクさんの受け止めようとしてくれたお芝居が非常に切ないです。沢山の方に観て頂ければ幸いです。

『蝶の眠り』仮メイン

『蝶の眠り』
2018年春、日韓同時ロードショー
監督・脚本・原案:チョン・ジェウン
出演:中山美穂 キム・ジェウク
配給:KADOKAWA

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