武尊が瑛太をK-1にスカウト!? 映画『リングサイド・ストーリー』完成披露上映会イベントレポート

日本アカデミー賞、ブルーリボン賞など数々の映画賞を総なめにした大ヒット映画『百円の恋』から3年。武正晴監督、待望の最新作『リングサイド・ストーリー』が、10月14日(土)より新宿武蔵野館、渋谷シネパレスほか全国公開する。9月6日、新宿FACEにて、本作の完成披露上映会が行なわれ、W主演の佐藤江梨子×瑛太、プロレス界のレジェンド武藤敬司、K-1チャンピオンの武尊、人気プロレスラーの黒潮“イケメン”二郎、亀田興毅&亀田大毅、有薗芳記、武正晴監督、司会の関根勤が舞台挨拶に登壇した。

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オファーがあった時の感想を聞かれた佐藤は「すごい面白そうだなと思って、脚本もすばらしかったので」と、すぐに出演を決めたという。売れない役者であり、典型的なダメ男役を演じた瑛太は「演じている時はダメな男だと思ってなかったんですよ。すごい大胆だし、ピュアだし、役作りも誰よりも怠らないし」と、自身が演じた村上ヒデオ役をフォローしつつ、「昔、俳優仲間と居酒屋でウダウダ語ったりした」ことを思い出し、役作りに活かしたという。

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映画で初の演技をしたというK-1チャンピオンの武尊は、「演技に興味はありました。今回、格闘技の話ということを聞いて、ぜひ出させてくださいと。演技は監督にレッスンしていただいて、ちょっと勉強しました(笑)」と照れくさそうに笑った。監督は「他の俳優さんが嫉妬するぐらい自然」と、武尊の演技を大絶賛すると、佐藤が「(武尊が)この映画で一番、得していると思う(笑)」とコメント。これを受けて武尊は「かもしれないです(笑)」と満面の笑顔を見せた。

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黒潮“イケメン”二郎は「プロレス以外の仕事をしたことがなかったので、ギャラっていくらなんだろうとか、いろいろ興味があり、勉強になりました」と語りつつ、「欠場してトレーニングできない時期に撮影があって、台本に『鍛え上げられた肉体美』ってあったんですけど、その時ぜんぜん身体がしょっぱくて(笑)。観ていただくと分かると思います」と裏話を暴露した。

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瑛太と一緒に練習したという武尊は「(瑛太の)蹴りがめちゃくちゃ重たくて、効きました。ぜひK-1に」とまさかのスカウト。それを聞いた瑛太は「いや…、やめておきます(笑)」とうつむき、会場を爆笑させた。後半には、亀田興毅&亀田大毅、武藤敬司らもゲストとして登壇するなどし、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

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『リングサイド・ストーリー』
10月14日(土)新宿武蔵野館、渋谷シネパレスほか全国公開
監督:武正晴
出演:佐藤江梨子 瑛太 有薗芳記 田中要次 伊藤俊輔 奈緒 村上和成 高橋和也 峯村リエ 武藤敬司 武尊 黒潮“イケメン”二郎 菅原大吉 小宮孝泰 前野朋哉 角替和枝 近藤芳正 余貴美子
配給:彩プロ

STORY  「俳優ってのはなっ!人に非ずって書くんだよ!」 「役者なら、一世一代の演技見せてよ!」 10年付き合い同棲中の江ノ島カナコ(佐藤江梨子)の彼は、ヒモ?同然の売れない役者“村上ヒデオ”(瑛太)。 出会った頃、舞台袖で見たヒデオは輝いていて、7年前大河ドラマに出た時は、カンヌ映画祭に連れていってくれると信じていた。最近は、相変わらずオーディションに落ち続け、マネージャー百木(近藤芳正)が決めたエロVシネの大役さえ、撮影当日にドタキャンする始末。ある日、カナコは勤め先の弁当工場を突然クビになり生活は大ピンチ! プロレス好きだったヒデオは、武藤敬司率いるプロレス団体「WRESTLE-1(レッスルワン)」の広報が人員募集している事を知り、彼女の職探しをアシストする。しかし新天地でイキイキと働きだし、自分を構わないカナコを、浮気していると勘違いして嫉妬に狂ったヒデオは、とんでもない事件を起こしてしまう。事件のケリをつけるため、K-1チャンピオン和希(武尊(たける))との一騎討ちを命じられたヒデオ。果たして、愛するカナコのために、ヒデオはリングに上がるのか?

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