『スター・ウォーズ』マーク・ハミルがルーク・スカイウォーカー役として復帰した理由と最新作について語る

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Screen Rant

映画『スター・ウォーズ』シリーズで、ルーク・スカイウォーカー役を演じたマーク・ハミルは、新シリーズに同役で復帰した理由と最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』についてインタビューで語った。Screen Rantが伝えている。

ハミルは『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)から始まるシリーズ3部作で主人公のルーク・スカイウォーカー役を演じた。シリーズ終結後、ハミルはTVアニメ『バットマン』のヴィラン(悪役)であるジョーカー役など、主に声優として活動していたが、『スター・ウォーズ』の新シリーズの製作が決定し、その第1作となる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)では再びルーク役で復帰した。オリジナルのシリーズ3部作に登場したレイア・オーガナ役のキャリー・フィッシャーと、ハン・ソロ役のハリソン・フォードも再出演を果たしている。ハミルは同役で、12月15日に日本で公開予定の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にも出演する。

ハミルは、最近のインタビューで、『スター・ウォーズ』の新シリーズへ復帰した理由について説明している。当初、ハミルはルーク役を再び演じることはあまりいい考えではないと感じていたようだ。

ハミルは「(ルーク役として再びシリーズに)復帰することは間違いではないかと感じていた。それは、オリジナルのシリーズ3部作で、始まりから終わりまでを一貫して描いていたからだ。でも、これには2つの見方があるとわかった。ひとつは(オリジナルの3部作で)ストーリーがすでに完結しているということ。でも、別の視点から見れば、このストーリーはルークが普通の少年からジェダイになるまでの過程を描いていて、そして物語が終結する。これは、ジェームズ・ボンドが殺しのライセンスを取得し、007になってストーリーが完結するというようなものなのではないかと思ったんだ」と説明した。

続けて、新シリーズでのルークの登場とその描写について、「(ルークが新シリーズで別人のようになっていることについては)とても魅力的だと思った。『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』と『フォースの覚醒』の間に、描かれていない空白の数十年がある。だから、その期間をどのように描くのか不思議に思っていた。『フォースの覚醒』では、監督のJ・J・エイブラムスがとても多忙だったから、僕がストーリーから外れてしまうことは予測していて、オリジナルシリーズで共演したキャスト(フィッシャーとフォード)ともう一度仕事ができなくなるのは残念だと思っていた。でも、この心配はもう問題ではないんだよ。今回の新作(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』)について、監督のライアン・ジョンソンに『僕はルークに起こった出来事の背景を知る必要がある。それが曖昧だから、ルークが現在どこにいて何をしているのかを描き、そのブランクを埋めてほしい。ルークというキャラクターが重要なのではなくて、僕が自分のために理解しなくてはいけないことなんだ』と言ったんだ。(その後、提案された)ライアンのアイデアには衝撃を受けたよ」とハミルは語った。

ハミルは6月にインタビューで最新作の『最後のジェダイ』について、「監督のライアンのルークについての提案には根本的に反対していたんだ。うまく描写していないと思ったし、彼がルークをどのように解釈しているのかとても驚いたからね。ライアンの考えを理解するのには時間がかかったけど、一度撮影に入ると、それはスリリングな経験となった。観客のみんなにも、この興奮を楽しんでもらえると嬉しいよ」と述べていた。

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日に日本で公開予定だ。