【トランプ批判】ジョージ・クルーニー、トランプは“大統領としての資格がない”と酷評!

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Entertainment Weekly

ジョージ・クルーニーは、自身の監督最新作『Suburbicon サバービコン』(原題)のメディアインタビューで、本作の製作を通して感じたアメリカについて語り、ドナルド・トランプ大統領を批判した。Entertainment Weeklyが伝えている。

『サバービコン』は1950年代のアメリカ郊外を舞台に、敵意に満ちた人間同士の対立を描いた作品で、クルーニーは、本作はトランプ大統領がトップである現在のアメリカと深く関係していると述べた。

クルーニーはインタビューで、「この作品は、非常に怒りに満ち溢れている映画だ」と説明し、「世の中は多くの怒りで溢れていて、そうした状況を反映している作品だと思う。この映画の本題は、相手に喧嘩を仕掛けることなんだ。僕は喧嘩を売られたら常に買うけどね」と語った。

本作は、『ファーゴ』や『ノーカントリー』などの作品を手掛けたジョエル・コーエンとイーサン・コーエンの兄弟が数十年前に書いた脚本をもとに製作されている。クルーニーは本作の製作中での出来事について語り、「(アメリカとメキシコの国境沿いの)壁の建設やマイノリティの人々に罪を負わせることについて、共同で脚本を執筆したグラント・ヘスロヴと話し合ったことは興味深かった。そうした話題は常に興味深いテーマであると思うけど、ちょうど大統領選挙の遊説でそうした会話を耳にしたときは特にそう思った。特別目新しいことではないからと言って、そうした現実にショックを受けてもまた忘れていく…これを何度も何度も繰り返しているという事実を振り返り、記憶しておくべきなんだと思った」と述べた。

クルーニーは過去にもトランプ大統領を批判してきたが、最近では人種差別への抗議活動を行う団体に寄付もしている。自分の意見を主張することを躊躇しないクルーニーは、トランプ大統領について、「彼が苦境に陥り、アメリカの大統領としての資格がないということが次第に明らかになってきている。ありがたいことに、マスコミといった外部だけでなく、判事や上院議員までもがこの国が機能していることを証明している。これが抑制と均衡だ」と語っている。

映画『サバービコン』は、マット・デイモン、ジュリアン・ムーア、オスカー・アイザックらが出演し、10月27日に全米で公開予定だ。