ペ・ヨンジュン主演『スキャンダル デジタルリマスター版』リバイバル上映決定!

2004年に日本で公開され、当時9億円の興行収入を記録したペ・ヨンジュン初主演作『スキャンダル』がデジタルリマスター版として、2018年新春にBunkamuraル・シネマほか全国順次公開が決定した。

スキャンダル

日本での公開当時は、「冬のソナタ」がNHK総合チャンネルで放送スタートした直後で、本作の公開直前に来日したペ・ヨンジュンを一目見ようと羽田空港に7000人を超えるファンが来るなど、言わずと知れた韓流ブーム全盛期。その立役者のペ・ヨンジュンによる映画初主演作ということもあり、公開するや否や劇場には人が連日押し寄せ、社会現象となった。しかし、ブームの反面、ペ・ヨンジュンやそのスキャンダラスな内容ばかりが注目されてしまっていたのも事実。そんな中、ドラマとしてのクオリティや李朝家具や衣装などの豪華さを兼ね備えた作品的価値を再認識してほしいという意味を込め、「冬のソナタ」が日本にてBS放送にて初お披露目され、また韓国での制作から15年という節目である2018年に、デジタルリマスター版としての公開が決定した。そもそも、今回の公開劇場であるBunkamuraル・シネマが今年初夏にウォン・カーウァイ特集を上映した際、『恋する惑星』や『ブエノスアイレス』などを抑え一番人気が高かったのが『花様年華』であり、来場者アンケートには、「今の時代、大人の鑑賞に堪えられる色気のあるラブストーリーがないので、改めて観たかった」という声が多数寄せられたため、今回のリバイバル上映のきっかけとなった。劇場担当者は、「今、格調高い“本物”の美しさに飢えているお客様が多いのではないか」と分析する。デジタルリマスターとして鮮やかに蘇るその映像美とともに、当時を思い出して再びスクリーンで堪能したいものだ。

本作は、フランスの古典恋愛小説『危険な関係』を、18世紀の李朝朝鮮を舞台に映画化した華麗な恋愛ドラマ。華やかな朝鮮王朝を舞台に、優雅に繰り広げられる恋愛ゲームを描き、時代劇ならではの鮮やかな衣装や装飾品の評価も高く、ペ・ヨンジュンと2007年に『シークレット・サンシャイン』での演技により第60回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞し今や世界的な実力派人気女優チョン・ドヨンとのベッドシーンで、話題となった。監督は、『世界で一番いとしい君へ』『フライ・ダディ』などを手がけるイ・ジェヨン。主演は、これまでの誠実なイメージではなく、プレイボーイを熱演しファンを驚かせた韓流の先駆者ペ・ヨンジュン。80本以上のオファーの中から選んだ初主演作であり、その意気込みが演技からも感じられるのは当然だろう。その他、『造られた殺人』『うつせみ』のイ・ミスクなどが出演する。韓国では当時、「韓国映画最多週末観客数記録」など数々の記録を塗り替え、韓国最大の映画の祭典である青龍映画賞2003では、最優秀作品賞にも輝いた。

スキャンダル

『スキャンダル デジタルリマスター版』
2018年新春Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開
監督:イ・ジェヨン
出演:ペ・ヨンジュン イ・ミスク チョン・ドヨン イ・ソヨン チョ・ヒョンジェ
配給:ハーク

STORY 時は朝鮮王朝時代。恋愛ゲームを生きがいにしているチョ婦人(イ・ミスク)は、書画の風雅と女性と戯れながら日々を過ごすプレイボーイの従兄弟チョ・ウォン(ペ・ヨンジュン)に、夫の妾のソオクを妊娠させてほしいと頼む。だが、彼の標的は、9年間貞節を守ってきたスク婦人(チョン・ドヨン)。そこで、ウォンは初恋の相手でもあるチョ婦人と、スク婦人を落とす賭けに出る。ウォンの熱心な求愛を受け、スク婦人はウォンの手に落ちるが、ウォンは彼女に別れを告げてしまう。スク婦人がショックでやつれ果てているとチョ婦人から聞いたウォンは、ゲームの標的にすぎなかったスク婦人のことを愛していると、この時初めて気づくのだったが・・・。

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