貫地谷しほり、大東駿介の称賛に監督ニヤニヤ止まらず!? 映画『望郷』完成披露 舞台挨拶

『告白』『白ゆき姫殺人事件』「リバース」など、ヒット連発のミステリー作家、湊かなえの累計50万部突破のベストセラー『望郷』が、主演に貫地谷しほりと大東駿介を迎え、完全映画化。2017年9月16日(土)より新宿武蔵野館にて公開される。本作の完成披露上映会が8月22日、東京・新宿武蔵野館にて行われ、ダブル主演を務めた貫地谷しほり、大東駿介、そして菊地健雄監督が登壇した。

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オファーが来た時の気持ちを聞かれた貫地谷は、「脚本を読ませていただいて、本当に素直にとても面白くて、すごくやりたいと思ってやらせていただくことになったんですけど、それと同時になぜ私にこの役がきたのかなと不思議に思った」とコメント。対して菊池監督は「原作が湊さんの故郷である因島をモデル書かれていたので、因島で撮影したいという思いになった。島で生まれ育った2人の成長譚をやりたくて、それを体現できる方ということで貫地谷さんと大東さんにお願いした」と出演オファーまでの経緯を語った。続けて大東は「湊さんの作品は2回目なんですけど、前回の『白ゆき姫殺人事件』(’14)の時に撮影が10分で終わった。台本ももらってないですからね(笑)。だから、まず今回、台本があるって思って(笑)。それが嬉しかった」と、会場を爆笑させた。

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菊池監督の印象について聞かれた貫地谷は「本当に細かいところまで見てくださっている安心感と、嬉しさがすごくあって。菊池監督とご一緒できて良かったなと。この現場で大ファンになりました」と監督を絶賛。菊池が「こういう場で言われると、ニヤけちゃいますね(笑)」と照れ笑いを隠せないでいると、続けざまに大東が「出会った時から、この人を信じていれば大丈夫だなっていう。この作品にとってより良い形っていうのを皆んなが理解していて。それって全部監督の力だなと感じました」とコメントすると、さらに菊池監督はニヤけ顔に。「マズいですね、どういう会ですか、今日は(笑)。恐縮です」とニヤニヤが止まらなくなっていた。

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最後に貫地谷は、「きっと誰しもが感じたことのある窮屈さみたいなものがこの映画の中に映っています。でもそこから少しでも前に出る勇気が持てる映画になっています」とコメント。続けて大東は「僕はこの作品で自分の人生31年間に初めてちゃんと向き合えた気がしました。作品を観てくださる方が、(自分と向き合える)きっかけになればいいなと。僕はこの映画が大好きです。誰かにとってそうなればいいなと思います」と語り、イベントを締めくくった。

『望郷』
2017年9月16日(土)新宿武蔵野館ほか全国拡大上映
監督:菊地健雄 
原作:湊かなえ
出演:貫地谷しほり 大東駿介 木村多江 緒形直人
制作・配給:エイベックス・デジタル

STORY 古いしきたりを重んじる家庭に育った夢都子(貫地谷しほり)は、故郷に縛られ生活をしていた。彼女は幼いころから本土にある“ドリームランド”が自由の象徴であったが、それは祖母や母(木村多江)の間で決して叶わない“自由”であった。月日は流れ、結婚をし、幸せな家庭を築く中、ドリームランドが今年で閉園になる話しを耳にする。憧れの場所がなくなる前に、彼女がずっと思い続けてきた事を語り始める―。一方、本土から転任の為9年ぶりに故郷に戻った航(大東駿介)のもとには、ある日、父(緒形直人)の教え子と名乗る畑野が訪問してくる。彼は、航が知らなかった父の姿を語り出し、本当の父親を誤解していた事を知る事となるが―。ある島で起こる、ふたつの親子の過去と未来をつなぐ感動の物語。

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