【007】ダニエル・クレイグ、ジェームズ・ボンド役の続投について「まだ何も決まってないよ」

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The Hollywood Reporter

先月、ジェームズ・ボンドの25作目となる『007』の新作の公開が2019年に決まったが、主演のダニエル・クレイグや監督については何も発表されなかった。その後すぐ、「ニューヨーク・タイムズ」や他のメディアが、ダニエル・クレイグが引き続きボンド役を演じると報じた。しかし、火曜日にボストンのラジオで、クレイグ自身がこの件について語った。The Hollywood Reporterが伝えている。

「期待を裏切るようなことは言いたくないけど、今現在ではまだ何も決まっていないんだ。いろんな事が言われているけど、公式には何も決まっていないし、僕が高額のギャラを要求している訳じゃないし、そういうことは全くないんだよ。ただ、とても個人的な決断なんだよ」とクレイグは語った。そして、「みんなが早くスタートさせたいと思ってるのもわかっているし、理論的には僕もそうしたいと思っているんだ。だけどまだ決心ができていないんだよ」と加えた。

クレイグは2006年の『007 カジノ・ロワイヤル』からジェームズ・ボンドを演じており、自身4作目となる2015年の『007 スペクター』のあと、ボンドを演じ続ける可能性について否定的なコメントをし、メディアを賑わせた。『007』シリーズはクレイグが主演したことで人気になり、全世界で『007 スペクター』は8億8000万ドル、2012年の『007 スカイフォール』は11億ドル以上もの世界興収を上げた。

監督と主演が未定なのに加え、25作目のボンド映画はまだ他の要素でも宙ぶらりんなことがある。ソニーとは4作目となった『007 スペクター』で契約が切れたため、映画会社のMGMと製作会社のイーオンは、まだアメリカでのパートナーとなる映画会社が決まっておらず、いくつかの会社と交渉中だ。

今月初め、アメリカのケーブルテレビ局ShowtimeのCEOであるデヴィット・ネヴィンズが、クレイグが出演するTVシリーズ『Purity』の放送が遅れ、25作目のボンド映画の公開予定である2019年11月8日以降のオンエアになると発表したため、先にボンドの撮影に入るのではと憶測が広がっていた。

ネヴィンズは「彼は先にボンドをやっていた。私がボンドについて何を知っていて何を知らないのか話すことはできない。しかし、2019年まで撮影を行わない可能性はある」と語った。