バンクーバー警察によると、月曜日に『デッドプール2』の撮影現場で女性スタントマンが事故死した。捜査関係者によると、バイクのスタント中に女性は死亡したようだ。The Hollywood Reporterが伝えている。
「バンクーバー警察は、女性のスタント・ドライバーが『デッドプール2』の撮影現場でバイクのスタント中に死亡した、と確認した」と警察は声明を発表した。
A stunt driver has died on the set of Deadpool during a stunt on a motorcycle. VPD & @WorkSafeBC investigators are at the scene.
— Vancouver Police (@VancouverPD) 2017年8月14日
バンクーバー警察:「『デッドプール』の撮影現場でスタントマンが亡くなった。バンクーバー警察とWorkSafeBC(ブリティッシュコロンビア州労働災害保障局)が現場を調査している」
ライアン・レイノルズはすべてのキャストとスタッフが悲しみに暮れているとコメントした。
— Ryan Reynolds (@VancityReynolds) 2017年8月14日
「今日、私たちは『デッドプール』の撮影中に、悲劇的に仲間を失った。私たちは傷つき、落ち込んでいる。しかし、彼女の家族や愛する人々が今この瞬間に感じている痛みとは比にならないだろう。彼女がこの世で関わってきたすべての人々のことを思っています」とレイノルズはツイートした。
監督のデヴィッド・リーチもコメントを発表した。「今日、仲間のスタントマンを失ったことを深く悲しんでいます。この悲劇に対して、私や『デッドプール2』の関係者が感じていることを言葉に表すことはできない。彼女の家族や友人が感じているつらい気持ちに同情します」
この事故の状況に関する追加情報はまだ出ていない。
「WorkSafeBC(ブリティッシュコロンビア州労働災害保障局)に今朝8:31にバンクーバー警察から連絡があり、ブリティッシュコロンビア州バンクーバーのウェスト・ウォーターフロント1000番地で事故があり、WorkSafeBCの職員5名が現場に向かった」と執行機関からの発表があった。「2名の捜査官が労働衛生面と安全面に関して即座に調査を行った。3名の捜査官が労働者災害補償法と労働安全衛生法において事故の原因と予防策について調査を行っている」
SAG-AFTRA(全米映画俳優組合)は月曜の午後に声明を発表し、独自の調査機関を立ち上げると約束した。「私たちは今日の『デッドプール2』のセットでのスタントマンの悲劇的な死を非常に悲しんでいる。彼女の家族、友人そして仲間の出演者やスタッフのために祈りを捧げる。現場での他の人々の安全は最も重要なことで、何よりもSAG-AFTRAが優先することだ。よって、私たちはバンクーバーに現場代理人を送り、事故の調査を行う」
目撃者が地元のニュースに語ったところによると、このスタントの女性はそのシーンを4回完璧にこなしたが、5回目にバイクのコントロールを失い、近くのビルのガラスに突っ込んでいったらしい。
地元のレポーターは警察が立ち入り禁止にした現場付近の写真をSNSにアップした。
Stunt person hurt on set of Deadpool 2 loaded into Advanced Life Support ambulance that hasn't moved. Anxious crew looking on. @CTVVancouver pic.twitter.com/iTU2awp7Qs
— Ben Miljure (@CTVNewsBen) 2017年8月14日
Ben Miljure:「スタントマンが『デッドプール2』の現場で怪我をし、救急車に運ばれたが身動き一つしていなかった。心配そうなスタッフが見守っていた」
『デッドプール2』の製作はデヴィッド・リーチ監督の下、6月末に始まった。それ以降、ライアン・レイノルズと共演者のジョシュ・ブローリンは製作の近況をSNSて紹介していた。
『デッドプール2』は2018年6月1日に全米で公開予定だ。