新宿ピカデリー9周年記念 『息もできない』 ヤン・イクチュン 真夏の夜の三日間 トークショー付き上映決定!

7月19日に9周年を迎えた新宿ピカデリーは、伝説の映画『息もできない』の特別上映&トークショーを開催する。

【アー写】yang_ikujune

2009年の作品発表時、世界の国際映画祭・映画賞で25以上もの賞に輝き、2010年の日本公開時にも、大きな話題を呼んだ『息もできない』がデジタル化、7月19日に9周年を迎えた新宿ピカデリーのスクリーンに甦る。これに合わせて製作・監督・脚本・編集・主演を務め、本作が初監督作品でもあるヤン・イクチュンの来日が決定、スペシャルゲストを迎えてのクロストーク付き三夜限定上映が実現した。

記念すべき第一夜のゲストには、「聖の青春」での演技で数々の映画賞を受賞し、「あなたのことはそれほど」など主演ドラマでの好演も記憶に新しい東出昌大、第二夜には『かぞくのくに』(2012)以来の盟友・井浦新、そして第三夜にはRADWIMPSの野田洋次郎、『トイレのピエタ』(2015)の松永大司監督がそれぞれ登壇。俳優として映画人として、国境を越えてカルチャーを作り出す同時代人として、新宿ピカデリーで公開される最新作「あゝ、荒野」の話を交えながら、新宿ピカデリー9周年に華を添えるクロストークショー付き上映が開催される。

【ヤン・イクチュン プロフィール】
1975年、大韓民国出身。大学と演技学校で演技を学び俳優としての活動をスタート。2009年に監督・主演のほか製作、脚本、編集も自らこなした『息もできない』で長編映画監督デビューを果たす。同作は国内外の映画祭で数々の賞に輝き、日本でも史上初の第10回東京フィルメックス 最優秀作品賞&観客賞ダブル受賞やキネマ旬報ベスト・テンの外国映画第1位と外国映画監督賞に選ばれた。日本映画界との関わりも深く、ヤン・ヨンヒ、西川美和、宮藤官九郎といった監督からラブコールを受けて『かぞくのくに』(12)『夢売るふたり』(12)『中学生円山』(13)に出演。また、山本政志監督の主宰による映画製作ワークショップ「シネマ☆インパクト」では講師をつとめ、『しば田とながお』(13)を発表した。そのほか韓国では「優しい男」「大丈夫、愛だ」「夜を歩く士」などのドラマでも俳優として活躍している。

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『息もできない』
監督・脚本:ヤン・イクチュン 出演:ヤン・イクチュン キム・コッピ イ・ファン
配給:ビターズ・エンド スターサンズ

STORY 偶然の出会い、それは最低最悪の出会い。でも、そこから運命が動き始めた…。「家族」という逃れられないしがらみの中で生きてきた二人。父への怒りと憎しみを抱いて社会の底辺で生きる取り立て屋の男サンフンと、傷ついた心を隠した勝気な女子高生ヨニ。歳は離れているものの、互いに理由なく惹かれあった。ある日、漢江の岸辺で、心を傷だらけにした二人の魂は結びつく。それは今まで見えなかった明日へのきっかけになるはずだった。しかし、彼らの思いをよそに運命の歯車が軋みをたてて動き始める…。

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