スタン・リーがハリウッド殿堂入り!ケヴィン・ファイギ、ブラックパンサー俳優ら多くのマーベル関係者が祝福!!

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Entertainment Weekly

マーベル・コミックの原作者として多くのヒット作を生み出しているスタン・リーがハリウッドの殿堂入りを果たし、ハリウッドにあるチャイニーズ・シアターで行われたセレモニーでセメントに手形と足型を刻んだ。そのセレモニーには、マーベル映画に関わる多くの人が現われ、リーの功績を称えた。Entertainment Weeklyが伝えている。

スタン・リーのために、マーベル・スタジオの代表であるケヴィン・ファイギや、映画『ブラックパンサー』で主演を務めるチャドウィック・ボーズマン、多くのマーベル映画にS.H.I.E.L.D.のエージェント、フィル・コーソン役で出演するクラーク・グレッグ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの監督を務めたジェームズ・ガン、映画監督のケヴィン・スミスがお祝いに駆けつけた。

リーはスピーチで、「自分がこんなに優れているとわかっていたら、給料を上げてほしいと頼んでいました」とジョークを交えながら、「私にとってこれが何を意味しているか言葉にはできません。興奮していて、圧倒されています」と述べた。さらに、リーは素晴らしい友人たちに恵まれて幸運であるということ、妻がこの瞬間を目にしてほしかったことを述べた(リーの妻であるジョアンは7月6日に亡くなっている)。

リーは、「心の底から感謝します。私は常にこの表現について疑問に思っていました。なぜ心の頂点(top)よりも底(bottom)が重要なのかと。だから、心の全てをもって感謝します。どうでしょうか?」と語り、「幸運を祈っています。より高く(Excelsior)!」と、コミックの編集後記で使っているフレーズで締めくくった。スピーチを終えると、リーはセメントに手形と足型を刻み、スパイダーマンのポーズをしてマスコミのカメラに応じた。

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ケヴィン・スミスは、このセレモニーは“コミックスから出てきた正義を目にする貴重な機会である”と述べ、「スタン・リーは私のDNAの一部であり、この場にいることができて光栄です」と感謝の気持ちを表すと、「私はニュージャージー州の出身なので、セメントに人の型を刻むのは独特だと思っています」と会場を笑わせた。スミスは、リーが自分の人生に大きな影響を与えたと振り返り、「彼は私に読み聞かせはしてくれませんでしたが、本を読む楽しさを教えてくれました。彼は夢について教えてくれませんでしたが、私に多くの夢を与えてくれました」と述べた。スミスは自身が監督した映画『モール・ラッツ』にリーが出演したことを振り返り、これまでリーが出演した作品で“最低の興行成績を記録した映画”であるとジョークを言った(リーは数多くのマーベル映画にカメオ出演していることで有名)。

ケヴィン・ファイギはリーの功績について、「あなたがいなければ、こうした映画は生まれていませんでした」と述べ、大ファンであったリーから届いたボイスメールを12年間保存していることを明かした。

クラーク・グレッグはスピーチで、「IMDb(映画情報サイト)の自分のページの半分がリーとファイギになる」とジョークを交えながら、リーに感謝の気持ちを述べ、「スタンの世界を楽しむということは、壮大な世界に潜む善と悪という永久のテーマと戦うことを意味します。強く進化した者や異質とされる者、次々と入れ替わる次元、知性を持ったLMD(ライフ・モデル・デコイ)たちが溢れている世界です。私にとってそうした世界は、内気であった子どもを意欲的にさせるような毎日を意味するのです。つまりは、より高く(Excelsior)!」とスピーチした。

ジェームズ・ガンはツイッターで、スタン・リーのピンバッジをつけてイベントに向かっている写真を投稿した。

チャドウィック・ボーズマンはリーを“マーベリック(異端者)”や“ビジョナリー(空想家)”と呼び、ベトナム戦争が勃発し、公民権運動やブラックパワー運動が始まった1966年に、ブラックパンサーというキャラクターを創案したリーの社会的な洞察力について述べた。

ボーズマンは「こうしたストーリーがあったからこそ、我々はがんを克服することができ、学校でいじめられたときも救われ、日々のしかかる重荷により受ける大きなプレッシャーから解放されたのです。さらに言えば、キャラクターたちは我々にとてつもなく大きな力を持つ意味を教えてくれました」と述べた。さらに、ボーズマンは「時に、我々は権力をも手にします。敵とスーパーヒーローの違いは、どのようにその力を生かすかという責任感にあります。スタン・リーがブラックパンサーを生み出したのは素晴らしく輝かしい瞬間でした」とスピーチした。

▼スタン・リーとハグする写真をアップしたチャドイック・ボーズマンのインスタグラム

The man, the legend. Was an honor to be a part of #StanLee's imprint ceremony today. #Marvel

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