【いい話】ライアン・レイノルズ、デッドプールの大ファンで余命わずかの5歳の男の子にサプライズ電話

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Entertainment Weekly

マーベル・コミック原作の映画『デッドプール』でデッドプール(ウェイド・ウィルソン)役として出演したライアン・レイノルズは、デッドプールの大ファンである5歳のダニエル・ダウニングという男の子にサプライズで電話をかけてメッセージを送った。イギリスのプラインプトンに住むダニエルくんは、脳に手術不可能な腫瘍があると医師に診断され、余命がわずかであるという。Entertainment Weeklyが伝えている。

サプライズの準備をしていたレイノルズは、『デッドプール2』の撮影現場であるカナダのバンクーバーからダニエルくんに電話をかけ、15分間会話を楽しんだ。その様子がビデオに記録されている。

レイノルズは、電話で「調子はどう?小さな相棒」と話しかけると、ダニエルくんは「あまりよくない」と答えた。しかし、ビデオ通話に切り替わると、レイノルズを見たダニエルくんはとても興奮している様子だ。レイノルズは「最高だね。かっこいいTシャツだ!僕はそういうTシャツを持っていないんだ。一枚欲しいよ」と話しかけた。

レイノルズはダニエルくんに「外にいるんだ。僕が今何をしているのかわかるよね?『デッドプール2』を撮影しているんだ。現場に行って撮影するところだよ」と説明した。

ダニエルくんの母親はその時の様子について、「ダニエルは(ライアンと話していると)理解するとすぐに、ビデオ通話をしてもいいかお願いしたの。本当に興奮していた」と語った。さらに、「撮影スタッフのみんなが手を振っていた。ダニエルはデッドプールのTシャツを着ていたの。ダニエルはライアンに、自分がこれまで具合が悪かったことや、友人たちが気分を良くしてくれたことについて話していたわ」と振り返った。

7月13日にダニエルくんの余命は9か月ほどであると診断された。ダニエルくんの母親は「ライアンはすぐに撮影に戻らなければならなかったけど、本当に良い時間だった。ダニエルはすぐに疲れてしまうんだけど、いいことが起こって嬉しいわ」と語った。さらに、「普段はできないことだから、ダニエルはとても興奮して、自分の友達や先生について話していた。ダニエルは最近落ち込んでいたから、興奮した姿を見られて本当に良かった」と語った。

ダニエルくんの家族や友人は、クラウドファンディングサイトで6000ポンドを目標に資金を集めていたが、これまでに1万7000ポンド以上の支援が寄せられている。

クラウドファンディングサイトでは、ダニエルくんについて、「ダニエルは最も魅力的な5歳の“青年”です。きっとみんなが会いたがるでしょう。元気がいっぱいで、おちゃめで、礼儀正しく、知的で、そしてなにより愛情で溢れています。彼は母親のステファニーと父親のロビー、8歳の兄のジャック、ステファニーの友人アディにとても大切にされています。ダニエルはとても愛らしい性格で、“一度会ったら忘れられない”というフレーズがぴったりな子です」と紹介している。

ライアン・レイノルズ主演の映画『デッドプール2』は2018年6月1日に全米で公開予定だ。