『エイリアン』の造形を手がけた H・R・ギーガーの創作の秘密に迫るドキュメンタリー『DARK STAR/H・R・ギーガーの世界』

『エイリアン』の造形を手がけたことでも知られるアーティスト、H・R・ギーガーの創作の秘密に迫ったドキュメンタリー『DARK STAR/H・R・ギーガーの世界』が2017年9月2日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて先行レイトショー、9月9日(土)より東京都写真美術館ホールにて公開が決定。また公開決定に併せて、メインビジュアルも解禁された。

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『エイリアン』(1979年/リドリー・スコット監督)の造形で、1980年のアカデミー賞視覚効果賞を受賞したスイスの画家・デザイナーのH・R・ギーガー。その作品は世界中のファンを魅了し、数々のアルバム・ジャケットにも使用され、多くのアーティストたちに影響を与えてきた。今回上映される作品は、6歳の時に父親にプレゼントされた頭蓋骨や、博物館でのミイラの恐怖といった創作の源泉、3人の女性のパートナーとの出会い、そしてもちろん『エイリアン』誕生秘話も語られる、「H・R・ギーガー財団」公認のドキュメンタリーだ。

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映し出されるギーガーの自宅やアトリエは、まるで宇宙の中心のようにも見える。時間からもぎとられ、閉ざされたシャッターの向こう側にあるこの宇宙では、昼と夜が溶け合っている。彼の王国について知る者は家族と親しい友人たち、数名のアシスタントのみ。本作ではそんな「ダーク・スター」の中心へとカメラが入り込んだ。

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映画に登場するのは73歳のH・R・ギーガー。所有する頭蓋骨に対しての、愛にあふれた感謝を彼は述べる。それは彼の抱える暗闇の最深部に旅に出るためのエンジンのようなもの。しかしその旅はもうじき終わるだろう、と彼は静かに付け加える。この映画の中のギーガーは、自分の死期が近いことを予見し、その最後の時を静かに楽しんでいるようでもある。そして2014年5月、74年間の地球上での人生が終わる。その最後の日々を、私たちはここに目にすることになる。

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今回、解禁されたメインビジュアルは、ギーガーにとって最もパーソナルな作品であり、最愛のガールフレンドに捧げられた作品「Li Ⅱ」(1973-74)を、ギーガー財団の許諾を受けて特別に映画のポスターとして採用。グラフィックデザイナーの河村康輔がデザインした。

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『DARK STAR/H・R・ギーガーの世界』
9月2日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、
9月9日(土)より東京都写真美術館ホール ほか全国順次公開
監督:ベリンダ・サリン
出演:H・R・ギーガー カルメン・マリア・ギーガー マルコ・ヴィツィヒ トム・ガブリエル・フィッシャー スタニスラフ・グロフ
配給:日活 boid

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