『ツイン・ピークス The Return』カイル・マクラクラン来日「ずっとデイル・クーパーに戻りたかった」

海外ドラマ『ツイン・ピークス The Return』で主演するカイル・マクラクランが来日し、7月12日、東京都内で記者会見を開催。日本からのゲストとして、お笑い芸人の椿鬼奴が登壇し、カイルへの花束贈呈を行った。

本作は全世界で社会現象を巻き起こした伝説のドラマシリーズ「ツイン・ピークス」の続編。再びデヴィッド・リンチを製作総指揮に迎え、物語の25年後を描く。

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壇上に現れたカイルは「東京はすごくきれい。清潔な街という印象で、まるでツイン・ピークスのように完璧なところ」と東京の印象を述べると、「日本人の温かさ、おもてなしは世界一。戻って来られるのをいつも楽しみにしている」と、日本への敬意と来日した喜びを語った。

新シリーズに関してカイルは「ツイン・ピークスにただ戻るという郷愁のようなものだけでなく、新しいストーリー、新しい方向性が見られると思います。前作との一番の違いは、すでに脚本が書かれていて、それを18時間の長編映画のように撮影した後、一時間ごとに分けるというプロセスがあったこと。また、以前のシリーズではいろいろな監督が演出されていたが、今回はデヴィッド・リンチが全てを監督している」と前作との大きな違いを述べた。

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見どころについて聞かれたカイルは「僕の役を絶対に観ていただきたい(笑)」と会場を沸かせた後、「私は今回、いくつかの役を演じています。誰もが予測できなかった展開になります」と作品をアピール。25年ぶりのオファーに躊躇はなかったか?という質問には「まず、スーツが着られるかっていうのがあった(笑)。オファーがあった時は興奮した、躊躇は全くしなかった。ずっとデイル・クーパーに戻りたかった。一番興奮したのは、再びリンチと組めるということ」とコメントした。

イベントの途中には、自他ともに認めるほどの「ツイン・ピークス」マニアというお笑い芸人の椿鬼奴が登壇し、カイルへ花束を贈呈。カイルに会えた感激で椿が涙ぐむ場面もあった。最後にカイルは「デヴィッド・リンチ監督によるスペシャルな番組をぜひ観て楽しんでいただきたい」と番組をアピールしイベントを後にした。

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↓デヴィッド・リンチからのメッセージも公開された

『ツイン・ピークス The Return』
7月22日(土)よりWOWOWで独占放送スタート
※第1話無料放送
監督 デヴィッド・リンチ 脚本 マーク・フロスト デヴィッド・リンチ
出演:カイル・マクラクラン

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