映画『紅い襷~富岡製糸場物語~』東京公開決定 ビジュアル&予告解禁!

6月25日に世界遺産登録3周年を迎えた「富岡製糸場と絹産業遺産群」。かつて日本人とフランス人の女性がともに時代を切り開いた証しとなる富岡製糸場を舞台にした映画『紅い襷~富岡製糸場物語~』が10月7日からの群馬先行上映に続き東京での上映が決定。それに併せ本ポスタービジュアルと予告編が解禁となった。

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7月2日に全国に先駆けて行われた富岡市完成披露有料上映会は1日で1,600名の動員を記録。群馬県・富岡市から世界遺産を舞台にした本映画を盛り上げ、全国に富岡製糸場と映画の魅力を広げていこうという勢いのある上映会となった。

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激動の明治初期の女性たちが身分や国境を越え近代化という扉を自ら開いた姿は、女性の社会や政治での活躍が期待される現代に通じる作品となっている。また、予告編にも収録されている本作品のエンディングテーマ曲「あの空へ」の作曲を谷川賢作、作詞を松井香奈が担い、そして主演の水島優が歌う。

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STORY 明治維新、日本の大転換期、若き女性たちの活躍が、産業のあらたな扉をひらいた知られざる感動の物語。明治6年春、長野県松代区長の娘・横田英は反対する父を説得し、松代と新しい日本の為、同郷の河原鶴らとともに富岡製糸場に工女として入場した。明治政府は明治5年、群馬県富岡市に西洋と日本の技術を融合した世界最大規模の製糸工場を設立したが、工女集めに難航していた。フランスから招いた“生糸の神様”と呼ばれるポール・ブリュナ達フランス人に”生き血を抜かれる”という荒唐無稽な噂話が全国に広がっていたからだ。しかし、製糸場に到着した英が目にしたのは、これまで見たこともない別世界。壮大なレンガの建物とピカピカの器械、そして西洋式の労働環境の中で真摯に糸を引く先輩工女たちの姿だった。全国から集まった工女たちは、紅い襷を掛けることが許されている一等工女になり、一日も早く技術を習得し故郷に戻ることを夢見ていた。その姿に刺激された英と鶴らも、紅い襷を皆で目指すことを誓った。だが現実は、フランス人教師の厳しい指導や時には待遇の差、容易ではない糸取り作業、苦労の連続だった。そんなある日、彼女たちのもとへウィーンから驚くべきニュースが届けられた…。

『紅い襷~富岡製糸場物語~』
2017年10月7日(土)~群馬県内先行ロードショー、ユナイテッド・シネマ前橋、イオンシネマ高崎にて先行ロードショー
2017年12月2日(土)~12月14日(木)渋谷シネパレスにて限定公開
<ドラマ>
監督:足立内仁章
企画・製作:富岡市
出演:木村夏子 ジリ・ヴァンソン 太田緑ロランス 金澤美穂 藤原希 中井ノエミ 近童弐吉 木村知幸 愛華みれ 佐伯日菜子 磯部勉 高橋ひとみ
豊原功補 西村まさ彦 大空眞弓
<ドキュメンタリー>
ディレクター:路川敬
撮影:稲田晃宏 
フランスロケ:コスモメディアヨーロッパ
協力:認定NPO法人富岡製糸場を愛する会 群馬県立富岡東高等学校 岡谷蚕糸博物館 
配給:パル企画

(C)2017 富岡市/富岡製糸場映画製作委員会