アフリカ人ヒーローを描いたマーベル・コミック原作の映画『Black Panther ブラックパンサー』（原題）の予告編が公開された。チャドウィック・ボーズマンが、本作の主人公であるブラックパンサーと、その正体であるティ・チャラ国王を演じる。ブラックパンサーは2016年の『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』で初登場した。The Hollywood Reporterが伝えている。
予告は、マーティン・フリーマン演じるエヴェレット・ロスが、アンディ・サーキス演じるユリシーズ・クロウを尋問しているシーンから始まる。尋問を受けるクロウは、ロスに“ワカンダ”というアフリカの王国の実態は“エルドラド”と呼ばれる国であると語り、自分はジャングルで“ある人物”を目撃し、そこから生還した者であると告げる。そして、チャドウィック・ボーズマン演じるティ・チャラは、尋問室で「お前が見えているぞ」と不気味に笑うクロウをマジックミラー越しに見つめている。
その後、マスクを被った謎の人物が尋問室の壁を爆破し、「世界は変わりつつある。まもなく、征服される者と征服する者のみが存在する世界となるだろう」とナレーションが続く。
ワカンダ王国では多くの戦闘が行なわれ、剣や槍といった武器から未知のものまで登場する。ナレーションは「お前は善良な心を持った善人だ。善人が王でいることは耐えがたい」と続き、この言葉はボーズマン演じるティ・チャラ国王＝ブラックパンサーを指しているようだ。
『ブラックパンサー』には、ルピタ・ニョンゴ、マイケル・B・ジョーダン、ダナイ・グリラらが出演する。ティ・チャラ王国内では市民の暴動が発生し、やがて世界に蔓延する紛争に陥っていく。
マーベル映画『ブラックパンサー』は、『クリード チャンプを継ぐ男』を監督したライアン・クーグラーがメガホンをとり、2018年2月16日に全米で公開予定だ。
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