「血文字で呪われそうな字で書いてあって、あぁこれが清水崇かと思った」映画『バイオハザード:ヴェンデッタ』プレミアム オールナイト トークイベント!

全世界で累計売上本数7,700万本を超えるサバイバルホラーゲームの代名詞「バイオハザード」。そのフルCG長編アニメーション映画最新作『バイオハザード:ヴェンデッタ』の公開がスタート。26日(金)に、世界最速公開で上映された『バイオハザード:ヴェンデッタ』と過去2作品を3本続けて観賞できるプレミアム オールナイトが開催され、本作のエグゼクティブ・プロデューサーである清水崇、監督の辻󠄀本貴則、『バイオハザード』シリーズのプロデューサーでもあり、原作監修のカプコン小林裕幸、アニメーションを製作したマーザ・アニメーションプラネットから、本作プロデューサーの宮本佳が登壇。トークイベントは大いに盛り上がった。

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制作陣は本作のTシャツを身にまとい登場。清水EPは、「遅い時間にも関わらず来ていただいてありがとうございます」と遅い時間にもかかわらず最速上映という事で足を運んでくれたみんなへ感謝を述べた。そして辻󠄀本監督は「世界最速上映なのですが、みなさん帰れなくなってきたわけではないですよね?」と映画を目当てに来てくれたのかといきなりお客様へ問いかけ、初めて観客に作品を披露する興奮のあまり自己紹介を忘れてしまい、「あなたは誰ですか?」とMCに突っ込まれる一幕も。挨拶をするだけなのに既に会場を沸かせていた。
 
「ヴェンデッタ」はいつ頃からどのように制作に向けて動き出したのか問われると、マーザの宮本さんは「2014年のマーザにもともとソニー・ピクチャーズさんで『バイオハザード』の映画関係のお仕事をしている方が入ってきて、せっかく新しいスタジオに入ったので、USのソニーの方と小林さんとお話ししたことから少しづつ『ヴェンデッタ』制作がスタートしたと聞いてます。多分2014年の今頃だったと思います」と話してくれた宮本さんの話を受けて、小林さんは「話は結構前から出ていたけれども、色々なことに時間がかかってしまい、やっとGOできるとなったのが2015年の3月、4月ごろだったと思います」とスタートするまでの道のり明かしてくれた。

2年前の段階では、清水さん、辻󠄀本さんの参加は決まってなく、スタッフもスタジオも変わることになり、こういうことをやりたい、期待したいとあったのかと質問されると、小林さんは「結局は、監督、プロデューサーが何をやりたいかという事だと思うんですね。最初に何やりますかとお2人がまだ決まっていなかった時に、「バイオハザード」をやりたい。実写みたいにバトルゲームとは違う世界観で、ポール・S・アンダーソンの世界観もできるし、ゲームに沿ったストーリーもできるしというところから、ゲームの世界観でやりたかったので、方向性が決まった感じなんです」と語る。そして今回の原点回帰をテーマにしたのはと聞かれると、「今回インタビューの中で原点回帰の話をしていて僕が原点回帰を言い出した風になってますが、実はマーザさんからやりたいなと提案があったんですよ」と意外な事実を明かしてくれた。「マーザは、『バイオハザード』を今まで扱ったことがなかったんですけど、「バイオ」のゲームをやってきている年代が3、40代で、「バイオ」の1、2、3をやってきている世代。「バイオ」をやってた世代として、「バイオ」をやるならそのあたりをやりたいなと思ったので提案しました」と宮本さんは語った。

そのようなやり取りを経て、コンセプトが決まって清水さん、辻󠄀本監督がようやく招聘されたことに関して、清水さんは「コンセプトが決まった後に、突然お話をいただきました。ただ僕自身の諸々のスケジュールとかがあって、ごねたわけではないんですが、CG制作には時間がかかると聞いていたし、途中で投げ出すわけにはいけないだろう、この状況で監督を引き受けるのは難しいかもと思って色々とお話をさせてもらったんです。そしてアクションもあるという事で僕の出番はないかなと思ったんですけどね。原点回帰ということで、ホラーという事もあり僕にお話をしてくれたんだと思うんです。そして監督ではないにしろ残って参加するのであれば『結構僕言いますよ』とお伝えしたんですね。アクション押しでいくことになって辻󠄀本監督がはいられることになったので、最初のホラーの部分はかなり気にして画コンテとかチェックさせてもらったりとかしました」とオファーをもらってからのことを語ってくれた。それを受けて辻󠄀本監督は、「内容が決まるまでが結構大変で、お目付け役の清水さんが結構お忙しすぎて中々会えなかったんですよ(笑)。プロットがあがる前に色々と修正が来るわけですよ。プロットの枚数より多い、赤で修正が入ったものが来るわけですよ。多分血で書いたんでしょうね、足刺しながら書いたんでしょうね。血文字で呪われそうな字で書いてあって、あぁこれが清水崇かと思ったのが最初です」と語り、それに続くように小林さん、宮本さんも「元の文字が見えないほど真っ赤だった」と。清水さんは「持ち上げられているのかディスられてるのかわからない」と突っ込み会場を沸かせていた。赤字ネタで持ち上げられた清水さんは負けじと、「辻󠄀本監督は、後から参加が決まった、引け目があったみたいでずーっと皆の顔をうかがって、監督なのに一番様子見てましたよね」と反撃。すると辻󠄀本監督は「誰に従えば俺はこのプロジェクトで生き残れるかと様子見てて、最終的には全員に気使った方がいいのかと思ったんですよ」と当時の心境を吐露。MCから「だから今までのストレスがこういったディスり方に。。。まさか舞台挨拶が発散の場になってるなんて」と言われてしまうなど、さらに突っ込みを受けていた。

お互いに突っ込みながらもいい関係を築き上げている点に、「お2人とも実写の映画ではすごく活躍されているんですけれども、今回初めてのフルCGだったので、正直ビクビクしてました」正直に語る宮本さん。「小林さんは過去2作に関わっているので、正直こんなことをやったらコストかかるんじゃない?と最初から言ってくださっていて、清水さんと監督にはいつ言ったらいいのかなとヒヤヒヤしてたんですけれども、お2人とも感がすごく言い方なので、途中からスタッフが何だか変な顔をしていると、『ここ変えようか?』、『こここうしようか?』と言ってくださったので実は制作としては楽だったんですよ」と持ち上げる。「消え物(食べるものは)なくなっていくじゃないですか?なくなっていくモデルを作らなくてはいけなくて、CGのディレクターの方がなんか気まずそうにしているから『どうしたの?』と聞くと、『これ食べなきゃいけないですかね?食べかけがないので作らなきゃいけないんですよ』と言われ食事シーンが結構大変だという事に気づきました」と辻󠄀本監督が初めての制作の現場体験を語ってくれ、清水さんも「実写だったら、ハンバーガーにしよう、おにぎりもう1個欲しいとなればすぐに買いに行けるんです」同じく実写との違いに気づいたと語った。

いくつか質問を予定してたが、話したいことがたくさんあるフタッフのトークであっという間に時間が来てしまい、まだ話し足りない感じの制作陣。ようやく一般の方々へみてもらえる日を迎え、「400人ぐらいのスタッフが、2年間皆さんに見てもらうべく頑張ってきました。是非楽しんでください」と宮本さん。「ゲームをしている人にはおなじみのクリス、レオン、レベッカが登場し、オリジナルのキャラクターも活躍します。今日は楽しんでみてください。そして明日も観に来てください」と小林さんは何度でも楽しめる作品だとアピール。「最速上映で朝までお付き合いしてもらわないといけない。でも本作を楽しみにしてくれている人たちに届けたくて創りました。皆さんに絶対満足してもらえる作品になっていると思います。是非楽しんでください」と辻󠄀本監督。「今日はホラーアクション、『バイオハザード』という事で集まってくれてますが、女性の方が思っていた以上に来てくださっていて実はほっとしています。アクションもですが、ドラマの部分もきちんと描けてると思います。もし楽しめたら明日以降また来てほしいですし、友達にも伝えてほしいです」と言いつつもまとめられず、また会場を沸かせていた。

『バイオハザード:ヴェンデッタ』
2017年5月27日(金)公開
エグゼクティブ・プロデューサー:清水崇
監督:辻本貴則
配給:KADOKAWA
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