『スパイダーマン』のスピンオフ“シルバーセーブルとブラックキャット”の監督が決定!『リリィ、はちみつ色の秘密』のジーナ・プリンス=バイスウッドに!!

silver_sable_gina_prince-bythewood_black_cat_split

The Hollywood Reporter

『スパイダーマン』のスピンオフ作品『Silver & Black シルバー・アンド・ブラック』(原題)の監督を、『リリィ、はちみつ色の秘密』の監督と脚本を担当したジーナ・プリンス=バイスウッッドが務めることになった。本作はシルバーセーブルとブラックキャットを主人公にした作品となる。The Hollywood Reporterが伝えている。

『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのマット・トルマックと『スパイダーマン:ホームカミング』のエイミー・パスカルが本作の製作を手掛け、今年の秋から製作開始となるようだ。

また、11月3日より日本公開予定のマーベル作品『マイティ・ソー バトルロイヤル』の脚本を務めたクリストファー・ヨストと、TVシリーズ『ウエストワールド』を手掛けるリサ・ジョイが共同で脚本を担当する。

シルバーセーブルは、戦犯を追跡する会社を経営する傭兵で、1985年にトム・ディファルコとロン・フレンツによって発案されたキャラクターである。原作のコミックでは、スパイダーマンの敵でもあり協力者としても描かれている。

ブラックキャットは、猫のようなアクロバティックな動きで強盗を繰り返すキャラクターだ。原作では、ブラックキャットはスパイダーマンと長く複雑な恋愛関係にある。サム・ライミ監督の『スパイダーマン』シリーズではブラックキャットは登場せず、『アメイジング・スパイダーマン2』ではフェリシティ・ジョーンズ演じる、ブラックキャットの正体“フェリシア・ハーディ”が登場したが、スパイダーマンとの関係は明確には描かれなかった。

今年の夏に公開する『スパイダーマン:ホームカミング』で『スパイダーマン』をリブートしたソニーは、ほかにもスピンオフ作品を計画中だ。その1作目となる『Venom ヴェノム』(原題)はすでに製作が開始され、主演にトム・ハーディを迎え、監督は『ゾンビランド』のルーベン・フライシャーが務める。『スパイダーマン』関連作はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の作品であるが、ソニーが単独で製作する予定だ。

ジーナ・プリンス=バイスウッドは2000年の長編映画デビュー作品『ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム』で数々の賞を受賞し、絶賛された。彼女は主にドラマ制作でキャリアを積み、映画『リリィ、はちみつ色の秘密』、『Beyond The Lights ビヨンド・ザ・ライツ』(原題)の監督を務めた。また、フォックスのTVシリーズ『Shots Fired ショッツ・ファイアード』(原題)のプロデューサーの一人として活躍し、2018年にアメリカで放送予定のマーベル・コミック原作の新ドラマ『Cloak & Dagger クローク・アンド・ダガー』(原題)の第1話を手掛ける。

『Silver & Black シルバー・アンド・ブラック』(原題)の製作は今秋から開始される予定だ。